
地元でのVに燃える竹井奈美
久しぶりの地元戦に腕を鳴らしている。竹井奈美(35)=福岡・104期=は、1年9カ月ぶりの当地参戦で、2度目の産休明け後では初。
今年の4月に実戦復帰を果たして3カ月。レース勘が気になるところだが、「最初の産休明けは不安だったけど、もう2回目なんで(笑)。慣れました」とどこ吹く風。「悪いエンジンを引いた時の対処ができていないかな」と調整面にブランクはあるが、水面に出れば心配無用。持ち前のスピード戦に衰えはない。
最初の産休明け後に目標としていた〝優勝〟を果たせぬまま2回目の産休に入っただけに、Vへの思いはひとしお。それが自身が最も得意とする当地なら、思いを遂げるには今回は最高の舞台とも言える。「とにかく優勝したいし、地元ならなおさらです」
手にした26号機は中堅ランクのエンジンで、「足は普通ぐらい」と感触はエンジン素性通りに中堅レベル。ただ、勝手知ったる当地なら中堅レベルさえあれば十分で、あとは培ってきた地の利でカバーするのみ。代名詞の全速攻撃で、〝竹井奈美ここにあり〟を存分にアピールする。