
初日は枠番通りの2着で堅実に滑り出した山ノ内雅人
初日は2Rの1走だった山ノ内雅人(34)=福岡・107期・A2=が、手堅い走りで枠番通りの2着を確保。「ほっとしました。
「出足型で悪いところがない」と評する好素性の相棒も頼もしい限りだが、「ブレーキの利きが甘いので、その辺りだけ改善したい」。さらに足場を固めるためにも、石橋を叩いて渡る心積もりだ。
今年は4月の芦屋、そして5月の若松と2度の優出があるものの、「あまり良くないですね」と近況の足取りに充足感はない。
「調整が合わないと守りに入ってしまって、レースも安定志向になってしまう。それだと外枠から(上位)着が取れない」。調整面は試行錯誤の連続だ。「エンジン自体の性能も微妙に変化があって、昔の感じでペラを調整すると合わないことがある。夏場に使っていたゲージが使えないというか、夏に冬場のゲージを引っ張り出してくるみたいな、そんな感じです」
2日目は3、6枠の2走で、課題とする外枠も控えるが、「許容範囲の伸びがあるのはいいこと」。弱点がない相棒の力も借りて、予選突破を決定づける走りに期待したい。