
2年4カ月ぶりの当地優出をもくろむ犬童千秋
最高の形で予選を終えた。犬童千秋(39)=福岡・96期・B1=は予選最終走となった4日目6Rで、4コースから鮮やかなまくり差しを決めて白星を奪取。
機力に関しては手応え十分。「全速のSなら出て行くし、伸びはいい部類」と直線系統は上位の部類であり、序盤はイマイチだった回り足も、「良くなっている」と全ての足が高レベルに到達。ここ一番に向けて準備は万全に整えた。
直前の若松では低調機に手を焼き、これでもかという苦戦を強いられたとあって今節の活躍には笑みがこぼれる。「若松では勝率もめちゃくちゃ下げてしまってどうなるかと思ったけど、ホッとしました。今期こそA級に戻りたいので、ここから頑張っていきたい」
今節の活躍で勝率は5点台にまで回復。さらなる勢いを呼び込むためにも、ここで終わるわけにはいかない。「久しぶりに地元で優出したい。いいきっかけをつくりたいですね」。強豪福岡支部の一員として、タイトル死守は至上命令。その権利を得るためにも、何が何でも優出の切符を奪いに行く。