
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
初日5R、取鳥雄吾(30)=岡山・107期・S1=が見事な逃げを披露した。「前を取ったら突っ張りますと作戦から言っていたので」と、別線を最後まで出すことなくライン3車を勝ち上がりに導いた。
何度も襲ってくる山岸佳太を退けた後、山岸後位から長島大介が終BSで自力発動。それにもきっちり合わせ切った。マークの柏野智典には差されたが、2着で二次予選Aに進んだ。
なかなか巡ってこない地元でのビッグレースにも「全然緊張はなかった」と堂々。「玉野記念よりリラックスしている。相手も強過ぎるので」と、チャレンジャーとしての戦いを楽しんでいるようだ。
前々回の久留米記念では太田海也の番手回りでGⅢ初Vに迫った。今回も決勝まで進めば太田との連係は十分に可能性がある。岡山勢のビッグVは2016年、松戸でのGⅠオールスター以来9年近くない(単発レースを除く)。そろそろ取鳥が、岡山の競輪史に新たなページを加える時期だ。
▼11R(取鳥雄吾) リラックスして仕掛ければ、郡司が相手でも脚力は十分通用する。127BOX、1=2-38。
【初日5R レース結果】
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初日5R、先行してライン3車での確定板独占を完成させた取鳥雄吾