
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
荒井崇博(47)=長崎・82期・S1=が初日の九州勢で唯一の勝利を挙げた。初日6R、嘉永泰斗(27)=熊本・113期・S1=の捲りを好追した。
「自分の仕事は(Sで)前を取ることだけ」と1番車を生かしてS取りし、まずは嘉永が力を出せるアシスト。その後は嘉永の終HSでの仕掛けにピタリと追走し、余裕をもって差し切った。
「後は全部、泰斗がやること」。嘉永には普段から競走や練習でのアドバイスを惜しまない間柄で、全幅の信頼を置いていた。
自らの状態は、「感じはいつも通り」。だが嘉永に対しては「あんだけやってくれた。俺よりも泰斗の動きが良さそう」と太鼓判だ。
2着の嘉永も「新フレームの感じがいい。軽いので少しスカスカする感じはあるが、セッティングは出ていると思う。もうこのまま」と新車に手応え。
九州のエース級の2人が組めば予選をきっちり突破できることは証明した。次は、ハイレベルな二次予選Aの突破だ。
【初日6R レース結果】
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初戦を勝利し、中川誠一郎(中央)や伊藤旭(左)と笑顔で会話する荒井崇博

初日6Rで荒井崇博とのワンツーを完成させ、報道陣からの質問に答える嘉永泰斗