【競馬】永島まなみ騎手が初体験の始球式「競馬より緊張」　最終週の小倉競馬では重賞制覇狙う

始球式をするJRAの永島まなみ騎手



　JRA小倉競馬場がゲームスポンサーを務めた17日のソフトバンク―ロッテ戦（北九州市民球場）で、永島まなみ騎手（22）＝栗東・高橋康＝が初体験の始球式を行った。まなみの名前から付けた「073」の背番号が入ったユニホームに袖を通し、マウンドへ。
大きく振りかぶって投じた一球は球速こそ申し分なかったものの、本塁の手前でバウンドし、大きく左にそれてしまった。

　「競馬より緊張しました」と無事に大役を終え、ほっとひと息。「すごい方向に飛んでいきました。競馬なら騎乗停止レベルですね」と苦笑いで振り返っていた。

　本業では今週が最終週の小倉競馬で14鞍に騎乗。20日の小倉記念（GⅢ）は自厩舎のカネフラとのコンビで参戦する。「私自身すごく思い入れがあって貴重な経験をしてきた」という3年前に初勝利を飾った地で、自身2度目、自厩舎とのコンビでは初の重賞制覇を狙う。

　4勝中2勝を導き、若駒の時から背中を知り尽くす相棒との一戦。「落ちつきも出てきてすごく成長を感じる。馬場も味方につけて力を出し切れるように乗りたい」。夏コクを最高のフィナーレで飾る。
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