
今節挙げた2勝はいずれもまくり差しの馬場貴也
伝家の宝刀が再び抜かれた。馬場貴也(41)=滋賀・93期・A1=が3日目後半の7R、枠なり5コースから絶妙のまくり差しを突き刺して白星を挙げた。
馬場は2日目にも3コースから絶妙のまくり差しで白星。得意技の連発はさすがの一言だが、本人は「本当にたまたま。5コースからのまくり差しは展開に左右されるので、本当にそこが空くかどうかですから」と展開の味方を強調した。
機力も改善の余地を残す。「前半は後ろを走ると全然乗れなかったし、後半は上條君の方が分が良さそうだった。自分は威張れる部分はない。ペラとチルトの調整をどうしようか考えているところです」
ただ、4月以降の苦しかった頃を思い返せば、「1号艇を残して2勝は上出来でしょう」と高く評価ができるこの3日間の走り。
予選最終日は11R1号艇の1走。順当に勝利なら得点率は7.50。準優の絶好枠の可能性も高いだけに、貪欲に3勝目を狙う。