
2月の尼崎以来、半年ぶりのVを目指す山崎郡
準優11Rに1号艇で登場した山崎郡(35)=大阪・112期・A1=が、インから逃げ快勝。12Rでシリーズリーダーの益田啓司が2着に敗れたため、ポールポジションが転がり込んできた。
「バランスはいい。出足も悪くないし、行き足からその先の延長も悪くない」。機力の仕上がりも納得の域に到達。「昨年(12月の当地戦で)優勝した時より、足はいいと思う」と賛辞を贈った。
絶好調の弟子に負けてはいられない。「持っているポテンシャルを出してきたな」と、佃來紀(24)=大阪・132期・B1=の近況成績を評価した。6月の福岡でデビュー初優出(3着)。勢いづいて7月も蒲郡、鳴門と連続優出の躍進ぶりだ。
「普段から自分に甘い部分があったけど、やっとそれに気づけたんじゃないですかね。(ポテンシャルがあるだけに)もどかしかったですけど、花が咲いてきたんじゃないですか。やっとここからって感じですね」と殻を破りつつある愛弟子の活躍には目を細めた。「いつかはGⅠの舞台で一緒に走りたいって思っています。
山崎自身も9月は記念戦線を控えるだけに、「そろそろ一発デカいところを取れるように頑張ります」。さらなる飛躍を遂げて、強い師匠であり続ける。