
【記者コラム・寺田洋司の狙い目】
A級1、2班準決勝で1着の小笠原光(29)=岩手・117期・A1=がレース後、「ゴール前、初めて〝立ちこぎ〟しちゃいました」と〝緊急対策〟を打ち明けた。
冬季移動先の熊本バンクは「第二の故郷です」と言うほど走り慣れた走路。
ところが…。初日のレース後、「何かがおかしい。まずいです」と違和感を口にした。そして2日目の準決勝後、「何か体幹の感じが悪くて力が抜けるんです。ゴール前で立ちこぎしちゃいましたよ」。リプレー動画を見ると、〝立ちこぎ〟姿が確認できた。
「でも熊本で初1着が取れてうれしい。長い直線にも助けられましたけどね」と、練習で走り慣れた走路の特徴は十分に生かせた。決勝戦も違和感をはねのけて、熊本初Vを目指す。
▼9R(小笠原光) 小川将二郎と遠藤勝弥がもがき合う展開で、捲り一発のチャンスは増す。
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熊本バンク初1着の勢いで熊本初Vも狙う小笠原光