
2日目まで低調機に苦しんだ中村日向
初日はドリーム戦の1号艇に抜てきされたが5着に沈んだ中村日向(26)=香川・122期・A1。挽回を期して臨んだ2日目4Rも枠番通りの3着にとどまり、想定外の低空飛行が続いている。
足かせとなっているのが素性Dランク評価の低調機。それでも、「ドリームも負けたし挽回したい」。レース後は休む時間も惜しいとばかりに、エンジンとみっちり向き合い、ペラ調整と試運転を何度も何度も繰り返した。
仕事が一段落すると、「いろいろ整備をして良くなっていると思います。ターンは押している感じだったし、だいぶ自分の好きな感じになってきました」。上昇の兆しを見せた相棒に一安心。「あとは本番でレース足がきてくれることを願うだけですね」
今年はまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。2節前のとこなめで早くも今年6度目のVを挙げた。地元開催だった5月のSGオールスターでは、峰竜太から金言も受けたそうで、「エンジンがいい時に勝てるのは当たり前。悪い時にどうしのぐか。峰さんにいろんな話を聞いて、考え方が変わりました。これまではあまり整備をしてこなかったけど、今節はとことんやるつもりです」
今節が終われば、9月の平和島を皮切りにGⅠ戦線に突入する。
大挽回を狙う3日目は2、5枠の2走。「優勝戦は乗れるように頑張ります。明日(3日目)から期待しておいてください」。香川支部の次世代を担う期待のホープの大逆襲が始まる。