A級準決3Rで会心の逃げを披露した八谷誠賢
A級準決3Rは、地元のベテラン自力タイプの八谷誠賢(50)=福岡・77期・A1=が奮闘。赤板1角からの叩き先行で押し切った。
「ジジイ2人で決めたかったけどね」。番手の紫原政文はイン粘りされた菅田謙仁に競り勝ったが、脚を使って失速4着。望んだ最高の結果にはならなかったが「紫原さんが後ろだったし、変に流して負けるのは恥ずかしい」と格上の大先輩を連れて、腹をくくって駆けたことが1着ゴールにつながった。
今年4月で50歳を迎えた。「朝方になったら脚が(筋肉痛で)痛くて目が覚める」と体力の衰えは隠せないが、それでも地元を走る以上は文字通りに〝必死〟に駆けるのみ。当地連覇に向けて「決勝もフルスイングで、自分に懸けてみたい」と覚悟を決めていた。