
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
2分戦で行われたS級準決11Rは、九州タッグでワンツー決着。鐘3角から叩いて押し切った上田尭弥(27)=熊本・113期・S2=は、「1着には自分でもびっくり」と番手の原井博斗に差されなかったことに驚いたが、「オヤジとの練習の成果が出せたんだと思います」と力強く胸を張った。
スポーツ力学に造詣の深い父からさまざまなことを学んでいるが、今回の参加前は「練習で長い距離を踏んで、肩甲骨の使い方を教わってきた。それで今のレースでも最後にタレてきたけど、何とか我慢できました」。準決の逃げ切り勝ちは昨年10月富山2日目(1、1、決勝6着)以来で、実に10カ月ぶり。父との二人三脚でつかんだ白星に笑顔が止まらなかった。▼決勝12Rは原井が1番車で攻めやすい。好機から一気のスパートで今年2度目のVをつかみ取る。7-1-234。
▼6R(鈴木陸来) 鎖骨骨折明け3場所目で本来のタテ攻撃は出ていないが、調子の良くない金ヶ江勇気と太田龍希が相手なら単騎の一発があってもおかしくない。4-1-356、4-5-16、4-6-15。
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準決11Rで原井博斗を振り切った上田尭弥