【ボートレース福岡(サマータイム)男女ダブル優勝戦】海野ゆかり「諦めずに整備をしたい。日高さんみたいにね」日高同様にネバーギブアップの姿勢を貫く

3日目からの巻き返しを誓う海野ゆかり


 2日目の22日は「グレートマザー」の異名でファンに親しまれた福岡のレジェンドである日高逸子が引退を発表。長年、ともに女子戦線を引っ張ってきた海野ゆかり(51)=広島・71期=も、「若い頃からSGやGⅠで一緒の部屋になることが多かったし、本当にお世話になった。
いるのが当たり前の先輩だったし、心に穴があいたみたいでさみしい」と偉大な先輩の引退を残念がった。

 支部は違えど、女子レースだけでなく特別戦で男子相手に勝負を挑んできた〝同士〟として、日高が見せた不断の努力は今でも刺激になっている。

 「レース場だけでなくレース場を離れてもトレーニングをして、あんなにいつもやる気やバイタリティーにあふれた人はいない。ただレースをするんじゃなく、あの年齢まで第一線でやれたのも日高さんのすごさ。勝てなくて面白くないからやめるっていうのも日高さんらしい。心の底から尊敬しているし、お疲れさまでしたと言いたい。趣味が多くていっぱいやりたいことがあるだろうし、ゆっくり休んで次の人生を楽しんでほしいな」

 今節はここまで機力不足で思うような成績を取れていないが、レース後も整備室に直行して入念に本体整備に取り組んだ。「足はインパクトがないし、中堅あるかどうか。でも最後まで諦めずに整備をしたい。日高さんみたいにね」。引退しても日高が残したスピリッツは、こうして後輩の心にともり続ける。バトンを受け取った海野が、ネバーギブアップの姿勢で今節だけでなくこれからのレーサー人生も駆け抜ける。


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