【ボートレースからつ(モーニング)一般】爆上がりの成長曲線を描く徳島期待の22歳が当地連続ファイナル入り「初優勝だけ目指して頑張ります」

デビュー初Vを目指す田中駿兵



 準優10Rに1号艇で登場した田中駿兵(22)=徳島・131期・A2=が、インから逃げ快勝。「久しぶりに優出できてうれしいです」。
その前回の優出も3月の当地戦。「相性がいいですね」と満開の笑顔を咲かせた。

 「直線はいい人がいますね」。決して機力に派手さはないが、「ターン回りは抜群にいいと思います」。生命線の回り足は満点の仕上がりだ。

 前期勝率は6.29を稼ぎだし、A1ボーダーを上回ったものの、出走回数不足でA2止まり。それでも、今期(5月~8月22日)も6.68のハイスコアで、前期を大幅に上回る躍進ぶり。2022年11月のデビューから3年にも満たない新鋭が、とてつもないスピードで出世ロードを歩んでいる。

 不断の努力こそがその飛躍の屋台骨。「(前々期に)Fを2本切ってしんどかったけど、それが逆に良かったと思っています。フライング休み中は、ひたすらターンの練習をしていました。そのおかげで、踏み込みやスピードといった全部をひっくるめた『旋回力』は、多少の余裕が出てきたかなと思います」。
逆境を踏み台にして、ひたすらに腕を磨き上げた。「早く記念やSGに出たい。もっと上に行きたいです」

 優勝戦は2号艇に座る。「初優勝だけ目指して頑張ります」。最後も会心のターンで、最高のフィナーレを飾ってみせる。

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