【ボートレース福岡(サマータイム)男女ダブル優勝戦】猛烈なペースで稼ぐ佐賀期待の24歳は「とにかく早くSGに出たい」強烈な先輩2人に追い付け追い越せの気持ち

今年5回目のVをもくろむ常住蓮


 準優好枠を狙える位置に持ってきた。常住蓮(24)=佐賀・126期・A1=は大混戦となった3日目5R、猛烈な追い上げを見せて2着を奪取。
これで得点率は8.25の4位となり、準優1号艇取りが視野に入る順位で予選ラストに飛び込んだ。

 機力も上昇一途。今節タッグを組む70号機は前操者の石倉洋行が転覆後に急下降したとあって常住も前検は危惧していたが、杞憂(きゆう)に終わった。

 「足は日増しに良くなっているし、展示タイム通りで行き足や伸びには二重丸を付けられる」

 軽量の女子には同レベルのパワーもいるというが、今節は一切対戦しないだけに機力に関しては不足は一切ない。

 今期(5月~)の現在勝率7.62もさることながら、今年はここまで12優出4Vと、昨年(10優出3V)の数字を8月の時点でオーバー。急成長ぶりがうかがえる。

 その根底にあるのはSG出場への激しい渇望があるから。「とにかく早くSGに出たい。焦りは禁物だけど、何としても早く年間6Vに到達させたい。クラシック(来年3月。V数で出場権)はもちろんだけど、グランプリシリーズ(今年12月。賞金上位に出場権)にも間に合うかもしれないんで」

 124期の末永和也、125期の定松勇樹とは同じ峰竜太一門であり、3人とも〝在校勝率1位&卒業記念チャンプ〟という超ライバル関係。
先輩2人はSG、GⅠ戦線で既に結果を出しているとあって、少しどころか一分でも一秒でも早く追い付きたいのが本音だ。

 「あの2人には負けたくない気持ちも強いです。早く一緒にSGで戦いたい。だから今節も優勝しか狙っていません」。超特急でスターダムに駆け上がるためにも、持ち味のスピードを駆使して今節もVまで突っ走る。(森 大輔)

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