近畿大会を制し、明治神宮大会でもベスト4に入る活躍を見せた東洋大姫路は3年ぶり9回目の出場となる。
強力投手陣の軸である注目右腕の阪下蓮は昨秋公式戦防御率は0.83を記録。最速147キロの直球を持ちながら、スライダー、カットボールなどの変化球の精度もよく、内外を自由自在にコントロールできる。準々決勝の大阪学院大高戦では、1試合を投げて90球で試合を占めて完封しマダックスを達成した。1回戦から準々決勝までを一人で投げ抜くなど完投能力もある。背番号10の末永晄大は最速142キロの直球を持ち、準決勝の天理戦では近畿大会準決勝で先発し完投勝利も果たした。
近畿大会29得点、明治神宮大会では17得点を奪い全国レベルの攻撃力を見せつけた。打線は上位から下位まで抜け目がなく1番を打つ渡邊拓雲は昨秋公式戦打率.316、2番の伏見翔一は打率.353と打線を勢いつける。中軸は3番見村昊成は打率.327・打点12、4番木村颯太は打率.333・打点6と勝負強い。昨秋は5番を打った高畑知季は明治神宮大会初戦の聖光学院戦で先制3点本塁打を含む打点15は今大会出場選手でトップの成績だ。
2022年より母校の指揮を務める岡田龍生監督は履正社高校(大阪)で2019年全国制覇を果たした名将だ。東洋大姫路で挑む初めての甲子園でどのような采配を取るか注目したい。
スポーツブルでは全31試合を無料ライブ配信。【センバツLIVE!特集ページはこちら】