噂のアトム通貨を手に入れる方法
(上)アトム通貨加盟店の一つ「中華料理 花月」(下)携帯灰皿、my箸 今回手に入れたアトム通貨20馬力
先日、「農楽塾」のみなさんの田植えを手伝わせてもらった私は、作業終了後に「頑張っていただいたお礼です」と「アトム通貨」をいただいた(関連記事)。

「アトム通貨」とは新宿区の早稲田・高田馬場地域が、地球環境・地域社会・国際協力に貢献するためのプロジェクトとして今年4月から導入した地域通貨のこと。


高田馬場には故・手塚治虫氏の「手塚プロダクション」があり、漫画の設定でも鉄腕アトムが誕生した科学省は高田馬場にあった。JR高田馬場駅の高架下の壁画を手塚治虫キャラクターが彩り、待合せ場所としても賑わう総合施設「BIG BOX」の2階に手塚治虫ショップ「十万馬力」もあるというこの地域ならではの「アトム通貨」なのである。

思わず欲しくなる「アトム通貨」を手に入れるには、この地域で行われる様々なプロジェクト(緑化プロジェクトやゴミクリーンプロジェクトなど)に参加したり、周辺に数多くある加盟店での買い物に「myバッグ」を持参するなどの方法があり。もらった通貨は「1馬力=1円」換算で加盟店でのショッピングや飲食に使うことができる。

私が「農楽塾」のみなさんにいただいたアトム通貨は100馬力。何かに使うにはまだ足りなそうだ。
というわけで、アトム通貨を比較的簡単に手に入れられる方法を実際に試してみた。

まずは、新目白通り沿い、都電荒川線・早稲田駅と目と鼻の先の「黒滝たばこ店」へ。ここで携帯灰皿を購入するとアトム通貨を10馬力もらえるのだ。「携帯灰皿ください」というと、お店のおばさんはもう察しがついたようで、10馬力をスッと差し出してくれた。携帯灰皿は105円。これが一番安価にアトム通貨を手に入れる方法かも。


次の目的地はすぐ近くの「中華料理 花月」。「豚肉細切そば」を頼んだ私は、自宅から持ってきた「my箸」を颯爽と取り出し「あの、アトム通貨もらえますか?」と聞いてみた。注文をとりに来たおばさんは「あ、はあ」と厨房へ引き返し、おじさんを呼ぶ。二人がひそひそと話す声、「あのお客さん、自分で箸持ってきてアトム通貨欲しいそうだから…」なんだかちょっと恥ずかしい。他のお客さんにチラチラ見られるし。

おいしい食事を済ませ、レジで無事アトム通貨10馬力を受け取った私は、お店のおじさんに「my箸」を持ってくる客は結構いるのか聞いてみた。

「あー、まああんまり…たまーにねー」…それほどいないのかな。ともかくこれで120馬力!ジュース1本に到達。

その他にも、アトム通貨を手に入れる様々な方法が下のページに説明されています。使うのが惜しくなるほどかわいいデザインですよ。(スズキナオ)