金魚鉢入りのアイスティーを飲んでみた
(上)金魚鉢にたっぷりとアイスティーが!(下)ログ風の外観。
「この前、珈琲屋OBってお店に行ったら、アイスティーが金魚鉢に入ってきたんだよ〜」
ある日、友人からこんなことを聞いて、ずっと気になっていた。金魚鉢で飲むアイスティーなんて……。
これはもう行ってみるしかない。

と、訪れたのが「珈琲屋OB」新百合ケ丘店。新百合ケ丘の駅を出てすぐのビル、OPAの2階にある。ログハウス風の雰囲気ある外観からは、まさか金魚鉢入りアイスティーが出てくるとは思えない。店内も落ち着いた感じだ。

お店のテイストに合わせ、木の板でできたメニューには、“あめりかん”“かふぇおれ”などのコーヒー類に“ばななじゅーす”“くりーむそーだ”のジュース類、さらに“ちょこれいとぱふぇ”“ほっとけーき”“みっくすさんど”など、かわいく手書き風で書かれてあり、ここからもまだ金魚鉢の想像はつかない。


充実したメニューで何を頼もうか迷いつつも、やはりここはウワサの“あいすてぃー”を注文。

すると、きました、きました!
何やら存在感のあるものが。

うっ! で、で、でかいっ!
心の中で叫んだ。まさか本当に金魚鉢の中に、アイスティーが入ってくるとは!!

たっぷりと入ったアイスティーをさっそく飲んでみる。美味しい。 でも、飲んでも飲んでも、なかなか減らない……。
そりゃそうだ。聞いたところ、ほとんどの人が2〜3人で注文するとか。ひとりで注文したのが間違いなのだった。ストローを人数分もらえば、 恋人たちがわけあって飲んだり、友だちとワイワイ楽しんだりできるわけだ。それにしてもすごい! 金魚鉢にストローをさして飲んでいる自分って、客観的に想像しただけでも面白い+ちょっと恥ずかしい。

しかし、驚くべきは金魚鉢だけではなかった。
“ばななじゅーす”などのジュース類は、花瓶に入ってくるというのだ。これまたすごい迫力に違いない。

それにしても、なぜ金魚鉢や花瓶に?
その理由を聞いてみると、「他のところにできないことをやろうと思い、とにかく大きいものにしようとしたところ、出会ったのが金魚鉢や花瓶だったんです」とのこと。なるほど〜。確かに、こんなユニークなドリンクには、他の店ではなかなか出会えないはず。

でも、そんなビックリとはうらはらに、店内はとても落ち着いた雰囲気なので、まったりと長居してしまいそう。
こんどは誰かを連れていって、驚かせてみようかな。

ちなみに「珈琲屋OB」のOBとは、Old Beansに由来するとか。そう、ここは珈琲豆にもこだわった本格的なお店。都内には足立区に2店ある他、埼玉県や千葉県、神奈川県などにもチェーン店があるので、ぜひ、おでかけリストに加えていただきたい。百聞は一見、いや一飲にしかず?ということで。(田辺 香)