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香川とうどん、そしておでんの関係

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うどんとおでん。ツユもの同士ですが相性は抜群です。

寒い冬、ついつい恋しくなるのは暖かい「おでん」。

日本の伝統料理ともいうべき「おでん」だが、全国どこの県でも食べられているわりに、どこのものでもないような気がする。
日本だけでなく台湾や韓国でも「おでん」は好まれており、韓国での呼び名も「おでん」というのだとか。

では一番おでんに力を入れている県はどこだろうか。
それは恐らく香川県である。
なぜか香川県、お店で見かけるおでん率が異常に高いのだ。特にうどん屋では、9割近い確率でおでんが一緒に販売されている。
香川の名物といえば、讃岐うどん。100メートルに1軒はうどん屋があるという、“うどん天国”だ。その9割近くがおでんを置いているとなると、これは相当の数である。
その理由をうどんについて研究をされている「日本うどん学会」の方に聞いてみた。

伺ってみると、香川県では昔からおでんが好まれていたらしい。
そもそも香川県は、雨が少なく米などの主食が作りにくい。そこで小麦より作れるうどんをよく食べていた。が、それだけでは栄養が偏るために、おでんを足したのが始まりではないか……と、学会の方。
それに、単価の安いうどんだけでは経営できないのでおでんも付けた。という経済的な理由も「うどん屋におでん」の一因としてあげられるらしい。

いくつかのうどん店に伺ってみたが、どのお店も一様に「うどん屋をやるならおでんも置かないと」と、特に疑問も抱かず置き始めた様子である。
1軒、おでんを置かずにスタートした気鋭の店もあったが「なぜおでんを置かないのかと客に叱られた」ため、結果置くことになったのだとか。

ちなみにおでんの注文方法だが、大体の店がセルフ式だ。コンビニでよく見かける「おでん機」が店の真ん中に設置されているので、客は好きな具を好きなだけ皿に取る。
讃岐うどんで一世を風靡した「セルフ式」は、おでんにも生きているのだ。
さらにおでんが販売されているのは何も冬だけとは限らない。夏でも春でも、香川県のうどん屋なら年中おでんが味わえる。

香川県の表の顔は「うどん」だが、その人気を陰で支えるのは「おでん」なのかもしれない。
(のなかなおみ)

2006年1月18日 00時00分

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