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うんちを愛する会社・アイコに迫る

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上/スペインからやってくる「うんちくん」(硬いタイプ)。むかって左から「草食」「魚食」「肉食」の順。下/「うんち灰皿」と「うんちくん」。灰皿も3タイプあります。

先日、「うんち香水」を紹介した株式会社アイコでは、「うんちバラエティ」という商品群が、独立した1ジャンルをなしているという。

うんちの何が、アイコにそこまでさせるのか。もしかして「うんち部」とか「うんち担当」なんてのがあったりするのか? 問い合わせると、
「残念ながら、今のところはないです。前向きに検討します」
と、なぜか私が提案したようなおかしなことにされてしまった。

実際に、その“うんち愛”を見るべく、アイコを訪ねると、営業・松井さんが案内してくれた部屋の机には、こんもりといろんなうんちが待ってましたとばかりに勢ぞろいしていた。
「もともと先代の社長が、こうしたうんちグッズなどにこだわっていたようで(笑)」
先代の社長とは、36年前に「笑い袋」をつくり、アメリカのデパートにおいて、10分間で100個を売りさばいた有名な人物らしい。
実は、マギー審司の十八番「でっかくなっちゃった」の耳も、「江川の耳」として出していたアイコの商品「ジャンボ耳セット」を、彼が見つけてマジックに利用したのだという。また、かつてJRAのCMでナイナイ岡村がかぶっていた馬のマスクも、アイコの商品である。

それにしても、全部で1000個にものぼる商品のなか、「うんちバラエティ」は、「うんちくん」(硬い。どちらかというと「うんこ」)、ハエが二匹ついたやわらか触感の「やわらかうんち」、「うんち灰皿」と、狭いところで無意味に豊富なバリエーション!
なぜかすべて「肉食」「魚食」「野菜食」の3種があり、色も濃い方から順に、肉→魚→野菜といった具合に微妙に違うのが、妙にリアルだ。
「調査したかは知らないですし、聞きたくもないですけど、まあそんな感じはしますよね? (先代の社長が)1個つくるのでは気がすまず、いろんな色や大きさを何種類も作っちゃう人だったので」と松井さん。
実は、この硬い「うんちくん」と「うんち灰皿」は、耐熱性の紙粘土を使っており、技術的な問題からスペインで作り、輸入しているのだという。
スペインからはるばるやってきたうんちと聞くと、急に地中海の薫り漂ううんちに思えてくるから、不思議だ。

他にも、「ブーブークッション」や、100種のおなら音が出るという「おならメーカー」など、子どもにとっては垂涎アイテムばかりだが、
「大人のパーティグッズ売り場は良いですが、オモチャ屋には敬遠されるんです(苦笑)」
と、うんちの展開の場は限られているらしい。なのに、どうして作り続けるんでしょう?
「やっぱり切っても切れないモノですから」
うまいことを言った松井さん、帰り際にそっと「やわらかうんち」を土産にくれた。
「よければ、お持ち帰りください。あってどうなるものでもありませんけど」
すかさず、私もこう返した。
「じゃ、そっちの硬いほうもぜひ」
こうして、今、うちのテレビの前には、硬さと色の異なる2種のうんちが鎮座している……。
(田幸和歌子)

2006年6月18日 00時00分

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