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星一徹がモチーフだった!? 伝説の「父親キャラ」

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上/左から「一徹」、「線を減らしてみた一徹」、「ファーザー」。どうです、そっくりではありませんか!? 下/高笑いするさまも、けっこうそっくりだったりすることも判明。(画・太田サトル)

マンガ史に残る「父親」といえば、やはり『巨人の星』の星一徹と『美味しんぼ』の海原雄山。
とくに一徹は、尋常でないスパルタで、野球狂で、大変な親父だと思っていたが、大人になって読み返してみると、実は純粋に野球と息子を愛しすぎるがために、言動が極端になり、子供たちに恨まれ、出て行かれ……と、可哀想でカワイイ人でもある。

この「父」にソックリな人物が、ある伝説的ギャグマンガに登場していたことをご存知だろうか。
マンガ好きの間で、いまも熱烈なファンがいる『神聖モテモテ王国』(少年サンデーコミックス・1997年〜)の「ファーザー」である。

主人公は、メガネをかけた15歳の「オンナスキー」(由来不明)くんと、ある日、空かどっかから突然墜落してきて、彼の父と言い張る「ファーザー」なる人物。
この「親子」(?)が、「ナオン(女)と彼等だけの蜜あふるる約束の地」をつくるために、モテるためだけに、ひたすら努力するという涙ぐましい(?)物語だ。
そもそもなぜ「ファーザー」と言い張るのかは、作中では一切明かされていないのだが、ともかく、一徹との共通点はまず「父」であること。

そして、一徹が野球に対してひたすら純粋であるように、ファーザーは「モテ」ることに対して、それこそ命がけに純粋だ。
そのうえ、2人とも一人称が「わし」で、語尾が「〜じゃ」「〜じゃよ」「〜だわい」である。

さらに、2人には、他の誰にも理解不能だが、「本人のなかだけでは、計算がピッタリ合っている!」不思議な方程式もある。
たとえば、ファーザーはモテるためにまず「さりげない出会い」の演出が必要と言い、「ナオンが落とした物を届けてやる」作戦を遂行する。ところが、ナオンはそう簡単に落し物をしないので、「こうなったら、何かナオンの持ち物をスッてでも手に入れる。そして、それを落とし物と言いはって返せばいいんじゃよー!!」。メチャクチャだが、この計算は、本人の中では寸分の狂いもないらしい……(よい子の皆さん、影響されないでね)。
対して、一徹の方程式もまた、鮮やか。
飛雄馬の背番号16に対し、敵コーチとして現れた一徹は自らの背番号を84とするが、その意味について、亡き妻の写真にこう語るのだ。
「かあさんよ たし算じゃ 飛雄馬のやつの背番号16に このわしの背番号84をたせばいくつになる? 100じゃ すなわち完全じゃ!!」
ああ、なんと無邪気で切ない計算……。

そんな話をしていたところ、さらに、ダンナ(太田サトル)が、「よく見れば、顔も似ている」と指摘した。太い眉、死んだ魚のような目、歯茎むきだし(?)の大きな口、口の横の深い皺……言われてみると、確かに似ている。

試しに、ダンナがトレーシングペーパーで一徹の顔のパーツと輪郭のみをなぞってみたら、出来上がったのは、まさしくファーザーの顔! 2人は、顔の構成パーツと配置までそっくりだという驚愕の事実が判明した!

顔も、行動・思考パターンも、口調も、そっくりな2人の父。マンガ好きの方は、ぜひチェックしてみてください。
(田幸和歌子)

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2007年1月18日 00時00分

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