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ポストは個人でも設置できる?

東京の街角で見つけた私設郵便差出箱。ポストの一種だが赤くない

東京に出てきて早一年。街には変なものがたくさんあって面白いが、先日「私設郵便差出箱」なるものを発見した。銀色の胴体に“LETTERS”と書かれた差出口。ポストのようだが赤くない。何だか重々しくて、手を入れたら「真実の口」じゃないが、かまれてしまいそうな雰囲気。いかにも不思議な物体だが「このポストは平日に限りご利用いただくことができます」と書いてあったので、持っていた手紙(請求書入り)を入れてみた。

どうやら私設ポストのようだ。「マイポスト」があったら、遠くのポストまで行かなくたっていい。個人でも設置できるのか。郵便配達をしている友人に聞いてみたが「知らない」と言うので、日本郵政公社サービス相談センターに尋ねてみた。
「約款によりますと、郵便物の取り集めに支障がなく、ある程度の通数が見込める場合に設置できます。通数が必要なので、ビルなど大口の方が設置しているようです」
約款を見ると「1日10通以上」という基準があった。ポストの設置費用も個人持ち。結構立派なつくりで、ちょいと高そうだ。

筆者は気軽に手紙を入れてしまったが、果たしてよかったのか。届かなかったらどうしようかと心配になったので、東京芝郵便局に尋ねてみた。
「芝郵便局管内(東京都港区の一部)に60本の私設郵便差出箱があります。企業さんや建物の所有者が、自分のところ専用に設置している例が多いです」
ということは、フツウの人は使ってはいけないのか。
「ビルの外面など通りに面しているものは、通行人が使っても構いません。私設郵便差出箱の場合、郵便物の回収料を頂いていますが、一般の方が使えるものと、自分専用のものとで料金が違っています」
東京23区の場合、一般人が使えるポストなら年額16万円、自分専用のポストなら同24万円だという。個人にはちょっと難しいお値段のよう。

と、問題は解決したが、最後にひとつ気になっていることを聞いてみた。郵便をまちがって出してしまった場合、取り戻すにはどうしたらいいのか。タラちゃんがポストの前で郵便のおじさんを一日待っていたシーンが思い出されるが、果たして成功したのか。
「郵便物を回収するドライバーが、郵便物の袋をどうこうすることはできません。郵便局に『取り戻し依頼』を出して頂くことになります。いつ、どのポストに入れたかが分かっていれば回収しやすいのですが、郵便物は数が多いので、他のポストのものと一緒になった後だと、回収が難しくなります」
まちがって出してしまったら、できるだけ早く郵便局に連絡するのが成功の秘訣。回収された郵便物は差出人住所に返送されるので、面倒くさがらずに自分の住所・氏名を書いておくことも大切。

たまには手紙でも書こうか、そんな気になった夏の日でした。
(R&S)

2007年8月29日 00時00分

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