そのあんパンは東京都江東区の大島にある。人気とのことなので、開店時間の9時半に合わせて訪問。大島駅から小さな商店街を少し歩くと素朴な雰囲気のパン屋さん「メイカセブン」があった。店内はとても広く、奥にイートインスペースもある。ショーケースにはケーキ類もあり、地元に愛されている洋菓子屋さん、といった雰囲気だ。
店内を見渡すと、広い棚の一角に手のひらサイズのパンがお盆にきれいに乗せられているのを発見。ありました、噂の「うすかわあんパン」。「おぐらあん」と「こしあん」の2種類。それぞれ白ごまと黒ごまが乗っていて、パッケージを含めた見た目はかなり素朴&レトロ。よく見ると「新東京名物」の文字があるが、これもレトロさをかもし出している。
そしてもうひとつ、別の棚に並べられたパンに目が止まる。スライスされた食パンの中に、通常の2倍はあると思われるレーズンがぎっしりと詰まっている。これをフレンチトースト風に焼いてあり、レーズン好きの私としてはよだれモノの商品だ。お店の方に聞くと、これは角食パンの形で販売している「ぶどうパン」をスライスしたものだという。これもかなりぎっしり、ずっしり重いらしい。「ぶどうパン」は2時半から販売開始とのことで、この日は手に入らず。次回ぜひ入手したい。
あんパン2種類と「ぶどうパン」のスライスを1枚購入。手にずっしりとした重みを感じつつ家路に着く。
あまりの迫力にためらいつつも、口に入れてみると、以外に甘すぎない。餡もさらりとしていて、なめらかな食感だ。パンも薄いながら、しっとりとして味のいいアクセントになっている。甘党の人なら1つ、ペロリもいけてしまうかも。さすがに「甘いものを食べたぞ!」という印象が残るが、お饅頭よりもボリュームがあるし、疲れている時にはさらによさそうだ。
ちなみにあんパンはたいてい午前中で売り切れてしまうとのことだが、電話をすれば取り置いてくれる。
あんパンの新しい世界を切り開くこの商品、「新東京名物」となる日が来るか!?
(さくら)
・フレッシュベーカリー「メイカセブン」 03-3681-8814