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犬がフンの後にする、あの不憫な行為を考える

お行儀よく見える、フンの後のあの行為。実は強烈な自己アピールでした。

犬を飼ったことのある人なら、皆さんご存じのことと思うが、フンをした後、彼らはいつでも生真面目に、実に不憫な、ある行為をする。

それは、フンを隠そうとするように、後ろ足で地面をひっかくこと。
かつて畑や土の道でフンをしていた時代には、フンに土がかぶさったことだろう。

だが、今はどこもアスファルトだらけで、ひっかいても、「ガリガリ」と、爪のかわいた音が響くだけ。すぐさまフンはビニールに入れられ、お持ち帰りという運びなのに、それでもやっぱり律義に地面をひっかく。

アレを見るたび、「そこはアスファルトだから、フンは隠せないよ」と教えてあげたいような、切ない気持ちになってしまうのだが、やはり「フンを隠さないと恥ずかしい」という気持ちが犬にもあるのだろうか。
それとも、遺伝子にしみついた習慣は、環境が変わっても、変わらないのだろうか。

以前、コネタの「犬がフンをするとき目をそらす〜」記事などでご回答いただいた、ドッグテックジャパン・エリアマネージャーで「家庭犬行動セラピスト」の山田夏子さんに、聞いてみると……。
「犬が足で土を蹴りあげる行為は、よく観察してみると、実は全然フンを隠していないんですよ」
と、のっけから、意外な回答が。

では、アレはどういう行為なんでしょうか。
「アレは、フンを隠すどころか、臭いを残すための行為なんです」
臭いを残すためって……フンの臭いをまき散らすってこと……?
「いえ、フンをまき散らすというわけではなく、肉球の間から分泌される自分の臭いを、地面にこすりつけているのです。フン+臭いを残すことで、『自分』の存在をアピールしているんですね。周囲に自分の存在を知らしめたい、つまり縄張り意識の高い犬がよく行います」

ちなみに、この行為をする犬種というのは、限られていますか?
「犬種による違いは特にないと思いますが、メス犬よりオス犬、特に去勢をしていない個体に多く見られるはずです」
そういえば、よく思い返してみると、昔飼っていたうちのオス犬も、フンの後に必ず土を蹴るのはいいが、たいてい見当ハズレな場所をひっかいて、私たちに土をぶっかけたりという「粗相」がけっこうあった。
あのときは、「フンを隠そうとけなげに頑張っている、ちょっとマヌケな犬」ぐらいに思い、微笑ましく眺めていたのだが、実は自己アピールだったとは……。

これまで犬のことを、「律義」「生真面目」「不憫」などと思っていたことが、少々ばかばかしく思えました。
(田幸和歌子)

2007年11月15日 00時00分

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