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子どものフシギな「時間感覚」を考える

時計を見て「7時だからポケモンだ!」と言う子も、なぜか夜中の1時に目覚ましをセットしたり……時計を読むことと、時間の感覚とは、また別モノのようです。

かなり語彙も増え、難しい言葉を操るようになっても、子どもにとってなかなか覚えにくいものに、「時間の感覚」がある。

まず幼児期には、未来のことはすべて「明日」、過去のことは数週間前であっても「さっき」「昨日」だったりと、ものすごくざっくりした分け方をすることが多い。

「寝た後=朝」という認識もあるようで、わが子などは、毎日保育園でお昼寝後に食べるおやつのことを、「朝ご飯」と呼んでいた。どことなく気の毒な勘違いである。
小学校にあがったら変わるものかと思っていたが、ある程度時計を読めるようになってもあまり大差なく、つい先日も、「明日、亀の水をかえてって○○ちゃんに言われたよ」と小1の娘が言うので、「明日はお休みなのに来いってか!?」と戸惑っていたら、実は、「明日」は「次は」程度の意味だったということがあった。

こんな調子なので、「子ども同士の約束」というのは、かなり困難である。
「友達と遊ぶ約束をしたらしいんだけど、何時か聞くと『わかんない』、どこで待ち合わせたのか聞いても『わかんない』で、結局、親同士が連絡をとるハメになった」
「遊ぶ約束だけして、お互いに何時間も家で待ってた」なんて話もよく聞く。

また、遠足の前日、「8時集合だから」と張り切って、なぜか目覚まし時計を夜中1時にセットした!! なんて気の遠くなりそうな話も聞いた。どういう時間の計算なんだろう。

なかには、1年生であっても、「○時に公園ね」などと具体的な約束のできる子もいるのだが、そうした差について、ある保育士に聞くと……。
「友達と約束できる子は、たいてい幼児の頃から、幼稚園の後などに友達と遊ぶことに慣れている子だと思いますよ。親が働いている『保育園出身』の子にとっては、そもそも学校の後に友達と遊ぶ習慣がないから、何時にどこでとか約束する方法がわからないんじゃないかな」
確かに、「7時からポケモン」といった具合に、テレビ番組で把握している時間はあっても、自分で能動的に時間を決める感覚は、ちょっと別なのかもしれない。

自分たちが子どもの頃は、学校から帰ったら、ランドセルだけ置いて、公園に行けば誰かがいた。また、約束しないで、直接友人宅に呼びに行くなんてことも多かった。
だが、今はいろいろ物騒で、子ども同士の約束がしづらい時代になっているだけに、彼らが「時間の感覚」を身につけるのも、ずいぶん先のことなのかもしれない。
(田幸和歌子)
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2007年11月19日 00時00分

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