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「いっかげつ」の“か”は、どの“か”が正しい?

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か、カ、ヵ、ケ、ヶ、箇、個……。どれを選んでますか。

パソコンや携帯で「いっかげつ」を漢字に変換するとき、みなさんは次のどれを選びますか?

「1か月」「1カ月」「1ヵ月」「1ケ月」「1ヶ月」「1箇月」「1個月」

変換して出てきたのは7種類。周りに聞くと人それぞれで、「なんとなく1ヶ月にしてると思う」「あまり考えてない」「漢字は硬いからひらがなかカタカナ」などなど。
そんな中、多かったのが「そのときによる」っていう意見。今回の場合は「1カ月」だけど、場所のときは「1ヶ所」の方を使うとか、つまり「雰囲気でなんとなく使い分けている」というもの。確かに僕も、なんとなく変えてる気がする。

でも、何か正しい使い方があるんじゃないだろうか。国立国語研究所の“「ことば」の電話質問”に相談してみた。

「基本的に何を使っても構いませんが、役所が出す公用文では、算用数字のあとはひらがなの“か”、漢数字のあとは漢字の“箇”を用いていますよ。これにならった形で作られている文書は、多いかもしれません」
日常で使う分には、これまで通り雰囲気で書いとけば良さそうだ。正式なものを書くポジションにいる人は、“か”と“箇”にしとけば、おそらく間違いない。

ところで、どうしてカタカナの「ケ」を「か」って読むんだろう。
「“か”を表す“ケ”は、“箇”が省略された形だからなんです。成り立ちとしては、“箇”がまず“个”に省略(現在も箇の略体として辞書に載っています)され、さらに“ケ”へと変化したんですね」
え? カタカナのケじゃないの?
「パソコンなどでは“ケ”で代用していますが、本来は別物です。カタカナの“ケ”は“介”がもとになっている文字で、偶然同じ形に生まれたものなんですよ」
「世の中には自分と同じ顔の人が3人いる」、みたいなもんかもしれない。
ちなみに、カタカナとも漢字ともいえないから「あえていうなら漢字の省略形」とのこと。結構ややこしいヤツだ。

それと“ヶ”や“ヵ”って小さく書かれているのは、単に間違った使い方が通用していて、残っているだけなんだとか。文字のバランスとして、“1ケ月”より“1ヶ月”の方がしっくりくる、という人も多い。使う人がいる限り、“ヵ”と“ヶ”は変換の候補に残り続けるんだろう。

みんな好き勝手にいろんな文字を使うから、7種類になっちゃった“か”。
あとは、文章中に出てきた“个”でも間違ってはいない。

ただ、「2007年も残り1个月」とかってメールを打つと、今さらギャル文字を使い始めたか、変にテンションが上がり気味な人だと思われそうなので、気をつけましょう。
(イチカワ)
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2007年11月30日 00時00分

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