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とにかく多い! 台湾のコンビニ事情

台北の街のそこかしこで目にするコンビニ

台北に行ったことがある人なら、コンビニがやたらと多いことに気がついただろう。しかもそのほとんどが、セブンイレブンとファミリーマートだ。

具体的な店の数は、セブンイレブンが4,705店、ファミリーマートが2,228店。ちなみに日本にはそれぞれ11,883店、7.080店ずつ店舗を構える(いずれも2007年12月データ)。数だけ見ると日本が圧倒的に多く感じるかもしれないが、台湾の人口が約2,300万人であるのに対し、日本の人口は約1億2,800万人。一人当たりのコンビニの数は台湾が日本の約2倍になる。もちろん都市と地方では事情が異なるし、上記2社以外のコンビニもあるので厳密な比較ではないが、とにかく多いことは間違いない。少なくともこの2社に関していえば、台湾のコンビニ密度は世界一だ。

なかでも台北はコンビニ激戦地。ひとつひとつの店舗は日本より狭いところがほとんどだが、数10メートルのあいだに2、3店舗あるのも珍しくない。しかも同じセブンイレブンが道を挟んで両側に立っていたりする。うーん、そんな近くにお店をつくっても、お客を取り合うだけなのでは……?  

そこで台湾事情に詳しい人に話を聞いてみると、
「お店がたくさんあるのは、お客さんにとって便利なことですよね。たとえば大きな道路を挟んでいたら、やっぱり渡るのは面倒。それなら向かい側につくろうというのも自然な発想です。お店側にしてもビジネスチャンスが増えますから」
とはいえ台湾のコンビニもフランチャイズ店が多くを占める。やはり営業不振だと各店のオーナーが困るのでは?
「ダメだったらやめればよいという感覚は、日本人よりも強いかもしれませんね」
確かに台湾の人たちのたくましくエネルギッシュな雰囲気は、街のあちこちから伝わってくる。しかも実際には、これだけの数のコンビニがありながら、どの店にもそれなりに客が入っているから驚く。

台湾は屋台文化も発達しており、夜遅くまでにぎわう街。さらに市民の足であるバイクは、コンビニに行くための格好の手段。そんな人々の生活スタイルに、コンビニは受け入れられやすかったようだ。

こうしたコンビニ乱立は日本でも起こりえるのだろうか? セブンイレブン・ジャパンに日本での出店方法について聞いてみたところ、
「フランチャイズ店のオープンにあたっては、立地条件や世帯数、人口密度など135項目の調査を行っています」
具体的に、「半径〜メートル以内の出店禁止」等のルールはないそうだが、135項目の条件を満たすとなれば、台北のように「既存店の目の前に出店」なんてことはまずないだろう。

一部ではすでに飽和状態との声もある台湾のコンビニ。今後ますます増え続けていくのか、淘汰されていくのか。その動向をそっと見守りたいと思います。
(古屋江美子)

2008年2月17日 00時00分

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