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紙パック飲料の底にある、謎の印刷の意味って?

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こんな感じの印刷、見たことありますよね。

牛乳だとか豆乳だとか、「トロピカーナ」だとか、「野菜生活100」だとか。そんな飲み物が入ってる四角い紙パックの底に、カラフルな印刷がされているのを知ってるでしょうか?

パッケージのデザインとは関係なさそうな、無機質な謎の印刷。これって一体何のためにあるんだろう?
紙パック飲料を製造している、日本テトラパック株式会社に聞いた。
「それは、パッケージに印刷された色の濃度と印圧をチェックするためのものです。印刷されたあと、この部分を機械で読み取ったうえ、人間の目でチェックして、正しく印刷されているかを確認しているんです」

また底面以外にも、例えば耳(フラップと呼ばれる部分)や底の接着部分をベリベリッてはがすと、模様や数字、アルファベットなどが印刷されている。これも同じように、チェック用に印刷されたもの。あと別の種類でも、例えば牛乳みたいな屋根型の紙パックには、開けない方の口の内側に、何色かの印刷がされていたりする。
紙パックには、こういったチェック用の印刷が、何か所にも隠れているのだ。

そんなわけで、カラフルな印刷の謎は解決。ところがさらに話を聞くと、底面にはもうひとつ、製造するうえで大切な印刷があるという。それは“井げた”状の黒いマーク。ハシゴみたいな模様って言えばいいだろうか。
「これは充填機で“1パックはここからここまで”と読み取るためのマークです。工場では、紙を筒状にして連続充填していきますので、このようなマークが必要なんです」
連続充填っていうのは、長い筒状のパックに液体を入れてから、製品の大きさにカットしていく製造方法。ローラーで送られてきた長い平面の紙が筒状になり、液体が入れられて、黒いマークを目印にしてカットされる。
これまで見過ごしてた底の黒いマークに、そんなにも重要な意味があったとは。

ちなみに紙パック以外にも、同じような印刷をされていることがある。例えば切手シートの耳紙には、1シートに1か所だけ、カラーマークって呼ばれる何色かの印刷がある。これも正しく印刷されたかチェックするためのもので、希少価値があることから、切手コレクターの間では高値で取り引きされているんだとか。あと歯磨き粉の裏面には、黒や紺色などの四角いマークがついてることがある。こっちは紙パックの黒いマークと同じで、カット用の目印らしい。

なかなか奥が深かった、紙パックの世界。
いろんなところに、作り手の工夫が隠されていた。

牛乳だとか豆乳だとか、「アクアブルガリア」だとか、「はちみつ黒酢ダイエット」だとかを買ったら、一度パックの底の部分を見てみてください。
(イチカワ)

2008年4月9日 00時00分

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