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チルドカップのコーヒー、なぜ増えてるの?

チルドカップのコーヒー、なぜ増えてるの?
もともと缶コーヒーがあまり好きじゃないこともあって、「チルドカップ」のコーヒーを初めて飲んだときは、「こういう手があったか!」と少し嬉しくなったのを覚えている。
だが、気づけば、この市場、最近はずいぶん賑やかになってきた。
コンビニの棚を見れば、昔からおなじみの森永乳業株式会社の「マウント・レーニア」シリーズの他に、ドトール、スターバックスのものなども登場し、選べるほど豊富な種類が出てきている。
この狭い「チルドカップコーヒー」という分野で、熾烈なシェアの奪い合い、食い合いにならないのか。

最初に「チルドカップコーヒー」のスタイルを発売した森永乳業(株)に聞いてみると、
「種類が増えて売場も充実したことで、むしろ、これまで手を出さなかったお客様にも手にとってもらえるメリットはあります。実際、『マウント・レーニア』は2ケタ成長を続けているんですよ」と飲料マーケティング部の山脇さんは言う。

そもそも、まだ日本に缶コーヒーか甘いコーヒー牛乳しかなかった頃、シアトルの海岸で女性たちがカップでスタイリッシュに「カフェラテ」を飲む姿に衝撃を受け、そのスタイルを取り入れて1993年につくられたのが、この「マウント・レーニア」だという。
「缶と違って、フレッシュな『淹れたて感』があるうえ、紙パックと違い、無菌充填で60日ぐらい日持ちするのもポイントでした」

以来、一種の「定番」になってきたわけだが、10年以上の時を経て、さらにプレミアタイプが10月10日に発売された。
飲んでみると、確かに、コーヒーの香りが濃厚で、後味はスッキリ。どう「プレミア」感を出してるんでしょうか。
「これまではエスプレッソとミルク分をブレンドした後に、殺菌していましたが、『アフターブレンド製法』といって、別々に殺菌した後に、ブレンドする製法を採用したんです」
実は殺菌に必要な温度は、ミルクのほうが高く、一緒にすることで、コーヒー感が若干損なわれてしまうことがあったのだとか。

また、ミルクも「森永のおいしい牛乳」と同じ製法で、蒸気に直接接触させることで、瞬間的に殺菌。美味しさを損なわない工夫がされているそうだ。
「殺菌方法の違いをたとえるなら、『焼肉』と『しゃぶしゃぶ』の違いでしょうか(笑)。従来の殺菌方法だと、ミルク分に熱がかかりすぎてしまうのですが、新しい殺菌方法だと、ごまかしのきかない、素材そのものの美味しさを出すことが出来るんです」

ちなみに、缶コーヒーには特有の「香り」があるが、アレは一般に、缶ごと強い熱で殺菌されるため、出るニオイだとか。対して、このチルドカップの場合、中身を殺菌してから容器に入れるため、より一層、素材の香りを保てるのだという。

「30代男女」をメインターゲットに、パッケージも一新したという「マウント・レーニア プレミア」。
小さな容器にギュッと詰まったコーヒーという「技術力」、舌で感じてみては?
(田幸和歌子)

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