
「マウスパッド投げ世界大会」とは、日本マウスパッド連盟(以下、日マ連)主催の、マウスパッドの飛距離を競う世界大会だ。愛知県知多市の新舞子ブルーサンビーチで、過去二回行われ、上位は日本人選手が独占。まさに日本のお家芸となっている。「マウスパッド投げ世界大会」のルールはひとつ。投げるときに「マー!!」と叫びながら投げるということ。投げ方や、助走などは特に決まりはない。また、マウスパッドは何を使ってもよい。なんと、カスタムもOKなのだ。これについて日マ連の松永氏はこう語る。
「カスタムは自由です。2006年の第一回大会では、丸いマウスパッドのほうが飛ぶという説があったので、丸くカットしてくる人が多かったですね。あとは始めから丸いやつを持ってくる人など。
しかし、前回大会で、その「丸のほうが飛ぶ」論はくつがえされてしまう。
「前回大会で世界記録をたたき出したチャンピオンは、……四角だったんですよ……。ですので、今年のみなさんはどちらでくるのかというのは、私らも注目なんですよね」
その「丸のほうが飛ぶ」論をくつがえした世界記録というのが、なにしろ凄い。その距離なんと63メートル。日マ連が設定しているK点が20メートルだから、それを3倍以上上回る数字だ。
「私たちにも想定外の記録でしたね。一回大会の優勝者の記録というのが、K点(20メートル)付近だったんです。だから、63メートルという記録にはみんなビックリで。正直、50メートルのメジャーしか用意してなかったんですよ……」と、松永氏。
当然、チャンピオンは今年もエントリー予定。松永氏ら日マ連側は、100メートルのメジャーを準備するのだそうだ。
さて、そんなマウスパッド世界大会も今年で3回目。
「今年の大会はターニングポイントだと思ってるんです。マウスパッド投げ世界大会は、ノリで始めたんです。ですが、前々回、前回と、周りの反響が予想以上に凄ったんですよ。それで、これはひょっとしたら、大きなムーブメントになるんではないかと思ったんです。その真価が問われるのが、今年の大会だと思っています。ゆくゆくはニューヨークのまくら投げ世界大会に匹敵するくらいのものに……」
今年のマウスパッド投げ世界大会では何かが起こりそうな予感! 日ごろマウスパッドにお世話になってる人も、ラップトップでマウスパッドとは無縁の人も、パソコン持ってない人も、是非注目してもらいたい!
(ドープたつま/studio woofoo)
・日本マウスパッド投げ連盟公式HP