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テープがあれば何でもできる!?

「蓄光テープ」(上)と「防鼠テープ」(下)

芝居を観に行くといつも気になることがある。
それは、暗転の時、役者さんはどうやって自分の立ち位置まで行くのかということ。暗闇で何も見えないはずなのに。

劇団の制作スタッフの方に聞いてみると、「『蓄光(ちっこう)テープ』という暗い所で光るテープを使ってます。ハンズとかで売ってますよ」とのこと。いわゆるバミリということらしい。

「感覚で立ち位置を把握することも無くはないけど、半歩ずれただけで照明が当たらなかったり舞台上での動きは結構シビアなんです」

そのため、立ち位置だけでなく、テープをT字に貼って役者の向きを示したり、移動時にセットにぶつからないように、例えばテーブルの四隅に貼ったりもするらしい。

「舞台の手前で動く時なんかは客席に落ちないように舞台の端に貼ったりもしますよ」

この蓄光テープ、そもそもは地震などでの停電時に備えた防災グッズとしての用途が主なようだ。家庭用としては、停電時に素早く逃げられるようにドアの両サイドに貼ったり懐中電灯に貼ったりするらしい。

なるほど、本来の使用目的とは少し違った使われ方をするテープが他にもあるかもしれない。そこで多種多様なテープを取り扱う株式会社タカミコーポレーションさんに聞いてみた。ところが返ってきた答えは意外なものだった。

「実はテープには明確な用途というのは無いんです。それぞれのテープにそれぞれの特徴があるだけで、それを何に使うかはお客様次第です」

つまりメモを貼り付けるために使うのも、モノマネするために顔に貼り付けるのもセロハンテープの正しい使い方なのだ。
「それでも個人的に面白いなと思ったのは……」と担当の方は続けてくれた。

「ある幼稚園で幅の広い紙ガムテープを壁に貼り、子どもたちに自由にシールを貼ってもいい場所を作ってあげたそうです」

経験したことがある人も多いだろう。紙のガムテープというのは重ね貼りができない。そして子どもというのはどこにでもシールを貼りたがる。一度貼ったら剥がしにくいキャラクターシールも、紙ガムテープのあのツルツルした面にならいくらでも貼れる。

「意外な使われ方とは違うかもしれませんが、一般にはあまりなじみのないテープも取り扱ってますよ」

と教えてくれたのは、「防鼠(ぼうそ)テープ」(寺岡製作所)というもの。これは配管などに巻くことで鼠=ネズミに噛み切られることを防ぐもので、トウガラシエキス入りのカプセルを含んでいるらしい。ちなみにテープには鼠の模様が印刷されてある。

他には、一度剥がすともう二度とは戻せない「改ざん・盗難防止用テープ」(tesa製)というもの。これは剥がすと貼られていた部分にインクが残り「開封済み」などの文字が現れるというテープで、ドロップの缶に貼ってある小さな楕円形のテープもこれの一種だと教えてくれた。

それにしても売られているテープの種類の多さには驚いた。自分が何をするためにテープを買いにきたのかわからなくならないように気をつけたい。
(ユハラ/studio woofoo)
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2008年6月12日 00時00分

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