好きなところにメモをピッと貼れる、その名も「メモピット」
発売される4つの柄(上)。<br>好きな場所に貼ったらシール表面のフィルムをはがし(中)、シールの上にメモなどが手軽に貼れる(下)!
残しておきたいメモ書き、みなさんはどうしてます?
デスクワークが多い私は、よくポストイットに書いてはパソコンのふちに貼っているのだが、いつのまにかはがれ落ちてしまっていることが多い。なんとかならないかな〜といつも思っていたのだが、ついにそんなニーズに応えてくれる商品を見つけたのだ!

以前、Bitでも紹介した商品「どこでもマグネット」と同じ製造・販売元の株式会社カンミ堂から発売される「メモピット」がそれ。


「メモピット」はいわゆる両面粘着シールになっていて、平らであれば好きなところに簡単に貼れ、そのシールの上にメモなどをピッと貼れるメモホルダー。「メモピット」自体は小さいのだが、A4サイズくらいの紙まで支えられる十分な粘着力があるので、ちょっと大きめのメモにも対応するし、さらにはがしやすいというのが良い。

しかも貼る場所を傷つけることもなく安心。粘着力が弱くなってきたら、水で洗えば元に戻るというのもまた嬉しいところだ。

そんな「メモピット」について(株)カンミ堂に伺うと、実はこれまで、企業の販促物としてのみ製造販売していたそうなのだが、利用者たちから「市販化してほしい」とのたくさんの要望があり、実現に至ったという。

企画した経緯を聞くと、「ポストイットの便利さに感動し、その便利さをどこでも何度でも使えるように、という発想から商品開発へ挑んだ」とのこと。
やっぱり誰もが思う「あったらいいな」という素朴なアイデアから生まれていたのだ。

ちなみに、製作段階で一番苦労したところは「適度な粘着力」だとか。たしかにピッと簡単につくのはいいけど、はがすのが難しいようでは意味がない……。

結局、A4サイズのコピー用紙を長期間、簡単に貼ったり、はがしたりできる程度に落ち着いたそうなのだが、それでも紙によっては強くつきすぎることもあり、モニター試験を何度も繰り返したという。

そんな苦労の末に生まれた「メモピット」。デザインも可愛く、まずは4つの柄で販売。
消費者の反応によっては、その声に応えて増える可能性もある。というのも、「どこでもマグネット」は、10柄からスタートして、15柄、20柄と増え続け、なんとネットショップでは50種類ほどのデザインを扱っているのだとか。これは「メモピット」にも期待! さらにオーダーメイドのデザインも製作してくれるそうなので、販促ツールに限らずいろいろと楽しめそう。

「メモピット」はロフト、東急ハンズ、伊東屋などで2月下旬から販売予定。デスクまわりのメモに困っている人にはもちろん、電話やキッチンまわりでも重宝するはず!
(田辺 香)

(株)カンミ堂HP