今の仕事に満足?
もしかしたら、今の自分じゃない違う自分がいたかも?

そんな今の仕事や自分を見つめ直したい人は、一度「お仕事体験ソフト」をやってみてほしい。去年発売されたいくつかのお仕事体験ソフトの中から、今回は3つを紹介したい。


●たまごっちのキラキラおみせっち
こうすいやさん、ドレスやさん、とくしゅメークやさんといった10種類のお店が体験できる。
こうすいやさんが珍しくて楽しいが、個人的にはファーストフードでバイトしてみたかったので、マクドナルド・セレブリア店が楽しかった。
一番人気はデザイナー気分が味わえるマイブランドショップ。自分の考えたドレスを描いていた女性たちはかつての楽しさが蘇ることだろう。
小学校2、3年生向きのゲームだが、その年のお子さんをもつお母さんたちにも好評で、ミニゲームの面白さはピカイチだ。

●はたらくヒト
ニュースキャスター、通訳、寿司職人、スタントマン、救急隊員、歯医者など50種類のお仕事が体験できる。

酪農、漁師、野菜の収穫といったものから、ネイリスト、料理人、マッサージ師といったサービス業、お化け屋敷スタッフ、相撲の行司といった珍しい仕事まで揃っている。
スーパーの店員、大型クレーン操縦士、荷物の宅配など現実的な仕事もあるのが、本作の特徴といえる。
個人的にはやきとり屋さんが好きだが、バーコードをピッピッとするスーパーの店員も楽しい。小さい頃のお店屋さんごっこのようだ。
数が多い分、広く浅くではあるが、実際にあるお仕事を体験できるのがとても良い点だ。

●13歳のハローワークDS
現在、「ジャンプSQ.(ジャンプスクエア)」で大人気連載中の「CLAYMORE(クレイモア)」を題材にしたゲーム「CLAYMORE ~銀眼の魔女~」を製作中のデジタルワークスエンターテインメント。

ここから発売されたのが『13歳のハローワーク』(03年12月刊行)のゲーム版だ。
本書には514種類の仕事が載っていたが、ゲーム版では30種類の職業が体験できる。
学校の先生、パティシエ、ゲームクリエイターと子供の憧れの職業が体験できる仕組みになっている。
一つの職業につき、2、3種類のミニゲームが付いていて、シナリオもしっかりしているのでゲームとしても楽しめる作りになっている。
また、13歳のハローワークのサイトでは、各職業について詳しく紹介され、さらにそのお仕事についてる人の話なども聞けるので、同時にチェックしてみよう。

どれも子供向けのソフトで、簡単なミニゲームになので、こんなんで仕事体験と言えるか、という人もいるかもしれない。
しかし、人はそうそう多くの仕事に触れることはない。
こんなものと思わずに、お仕事体験をソフトをやってみると、自分を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
(井上かおる/studio woofoo)