今年話題になっている“逆チョコ”。
どれくらいの男性が実際にあげるのだろうか。


あらゆる年代の男性に聞いてみたところ、8割近くの人が「あげない」という回答で、「あげる人がいない」が理由のほとんどを占めた。

では、残り2割のあげる男性の意見を紹介しよう。

●「バレンタインに告白するので一緒にチョコあげます!」(小5)
●「彼女にあげます。趣味に合わないものをあげるよりチョコがいいかなって」(中3)
●「サークルの仲のいい女の子にあげる。日ごろのお礼ってことで」(19歳)
●「デパ地下で有名ブランドのチョコを買ってみた。土曜日にわざわざ呼び出すので、来てくれたら脈があると思いたい」(28歳)
●「職場で義理チョコが配られるので、逆チョコで返そうと思います。
ホワイトデーみたいに悩まなくてすむし……」(33歳)
●「妻にあげようかと。チョコが好きなんで」(42歳)

さて、もらう女性側はどう思うのか。

●「チョコ好きだから、よほどイヤな相手じゃないかぎりもらう」(小4)
●「アリだと思います! もらったらうれしい!」(中2)
●「彼氏や本命チョコならうれしい」(18歳)
●「自分のために買ってきてくれたっていう気持ちだけでうれしいです」(26歳)
●「逆チョコで宣伝されてるような300円以下のチョコだと義理なのかと迷う」(28歳)
●「いらない。それじゃホワイトデー三倍返しの意味がない」(34歳)
●「自分ではあまり買わないような高価なチョコを旦那が買ってきてくれたらうれしい」(35歳)

男女とも小中学生やパートナーありの人は、単純に「あげたい、もらったらうれしい」という意見が多かった。

高校生~30代くらいの独身では、逆チョコそのものの反対・賛成や、お返しはどうするのかなど意見が分かれた。

この『逆チョコ』ブームに関して、昨年「女と男のバレンタイン意識調査」を行い、今年「逆チョコ」3製品を発売した森永製菓さんにお話を聞いてみた。


「昨年の調査で女性の9割がもし男性からチョコをもらえるならもらいたいということで、『友チョコ』感覚で、男性から女性に感謝の気持ちをこめて気軽に渡せるものをと思って、今年は商品を出しました」

森永製菓さんによると、今のバレンタインは告白のためより、楽しむイベントの一つであり、チョコは人間関係を円滑にするコミュニケーションツールとして考えているという。

ターゲットは主に社会人の男性で、日ごろの感謝をこめて会社内で渡してくれたりするといいなという考えだとか。最近はメールなどで何でも用事をすませたり、コミュニケーションが苦手ない人も増えたので、チョコをきっかけにコミュニケーションが増えればと森永製菓さんは語ってくれた。

筆者がある会社を取材したときにも、課長さんがデスクにチョコを忍ばせていて、「女性は疲れてそうだから飲みに誘うというよりもチョコを一箱差し出した方が喜んでくれる」なんて話してくれたこともある。

物の値段そのものよりもちょっとした気遣いがうれしいものかもしれない。
「あげる人がいない」という男性も、そんなことを言わずに身近な女性にチョコをあげてみては?
(井上かおる/studio woofoo) 

お問い合わせ/森永製菓お客様相談室 0120-560-162