面白いものがあるのだなあと思い、サイトを検索していたところ、全国畳産業振興会のHPに辿りついた。そこでまた、インパクトのある映像を発見!! その名も『畳ビズのうた』という曲で、メイドさんの姿をした女性が2人、数名の子どもたちと一緒に歌いながら踊っているものだった。
コレは一体何?! とても気になってしまったので、全国畳産業振興会PR事務局に『畳ビズのうた』について、さっそく問い合わせてみた。すると、こんな返答をいただいた。
「洋風の部屋が増えている昨今、畳の需要は低下してきています。そこで、畳の良さをもっとアピールすべく作られたのが、この『畳ビズのうた』です。畳、つまり天然のイグサには空気をキレイにする効果があり、温暖化の防止にも役立つのですが、そういったことを学術的に解説してもつまらない。そこで、子どもたちから大人まで、楽しみながら親しめる歌を通して、わかりやすく、畳の良さを伝えていけたらと考えたんです」
たしかに、『畳ビズのうた』の歌詞には、イグサのパワーや香りが、私たちの心身を健やかにしてくれることが、とてもわかりやすく綴られている。それにしても、なぜ歌っている人たちがメイドさん姿なのだろう?
「実際に歌っているのは、『畳ビズバンド』というバンドでして、彼女たちは『畳メイド』といって、歌にあわせて踊っているだけです。『畳メイド』は、現代の住環境における、和と洋の融合を表現したイメージキャラクターで、洋風の部屋にも畳をおいてほしいというメッセージが込められているんです」
なるほど~。私は畳の部屋が一番落ちつく派なのだが、たしかに畳の部屋そのものは、どんどん減ってきているのではないかと感じていた。でも、こんなふうにキャッチーな歌でのPRもされていたとは、びっくり!
ちなみに『畳ビズ』のビズとは、「クールビズ」などにも使われているような造語だそう。
また、前述した『合格の畳におい袋』の他にも『畳の名刺入れ』や『畳ネクタイ』など、ユニークな畳グッズもいろいろでてきていて、京都にある西脇畳敷物店というお店では、さらに『将棋畳』『ギター畳』『畳ハンガー』など文字通りの面白い畳グッズを制作・販売しているという。畳の可能性、無限大!
そして、全国畳産業振興会によると、ちょうど「畳の表替え」無料モニターの募集を始めたのだそう。新しい畳といえば、イグサの香りも抜群で本当に心地良い。これは、そんな畳の良さを再確認できる嬉しいチャンス! 無料モニターの募集の詳細は、全国畳産業振興会のウェブサイトで、『畳ビズのうた』とあわせて、ぜひチェックしてみていただきたい!
(田辺 香)