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動物写真家というお仕事

2009年7月10日 10時00分

『きみにあいたい I wannna see you.』(太田達也/山と渓谷社)税込み1365円

この夏、新進動物写真家、太田達也さんの第一写真集『きみにあいたい I wanna see you.』が山と溪谷社から出版された。
この写真集は、北海道の北の大地で懸命に生きる動物たちが私たちに語りかけてくるような、一瞬見せる何とも言えない表情を見ごとにとらえた作品集。

太田さんは1971年生まれの37歳。動物たちを撮りはじめて20年というキャリアを持つ。
どうしたらこんな風に動物たちをとらえることができるのだろう。
久し振りに見ごたえのある写真集に出会った気が。
こんな素敵な写真を撮る動物写真家、太田さんに動物の写真を撮ること、動物写真家という仕事について話を聞いてみた。

写真の対象は数あるものの、なぜ動物写真家に?

「幼い頃、コバルトブルーに輝くカワセミを見て野鳥のとりこになったんです。それがこうじて、渡り鳥を追って全国各地を旅しているうちに、同じ環境に生息する動物たちも撮影するようになりました。北海道に生息する北のカムイ(アイヌが神と同一視していた動物)たちに魅せられたことが、動物写真家になる最大の原因ですね」

動物写真家とはずばりどんな仕事?

「過酷な自然のなかでも耐え続けることができなくてはならない仕事。常にフィールドにでていること、自然そのものが現場であり、動物たちとの接点の場であるということでしょうか」

「氷点下20度の中、ただひたすら待つということもあります。明朝夜明け前から日没後、夕闇迫るまでただひたすら雪原の上に身をおきながら待ち続けます。寒さのあまり、呼吸ができず肺が締めつけられたり、凍傷ぎみになる場合もあります」
さらに、漁船の上で海洋性動物を撮影する場合、時化(しけ)の影響で荒波をかぶり、吐き気と戦いながら撮影する場合もあるのだとか。

「数えあげたらきりがないほど、自然のなかに身を浸すと色々なことがあるのですが、今思うとどれもなくてはならない貴重な経験だと思っています」

それにしての表情豊かな写真を撮るには何かコツはあるのだろうか?

「まず言えることは、がつがつとあえて撮ろうとしないことだと思います。

関連写真

上から「エゾモモンガ」、「エゾリス」、そして「キタキツネ兄弟」

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ライター情報: こや

テレビ番組制作会社を経てフリー。テレビの仕事をしつつの兼業ライター。
好物=みそ汁、電車の中での人間観察

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