ひとくちで「野菜」といっても種類はいろいろあるが、個人的にはジャガイモの皮むきが一番苦手。登場回数の多い食材だけに、いっそう面倒に感じてしまう。
ところが先日、そんな私の救世主となってくれそうなアイテムを近所のスーパーで発見。商品名はずばり、「野菜の皮むき」。パッケージの説明によれば、天然のとうもろこし研磨剤を使った野菜の皮むき専用のタワシなのだという。「水に濡らしてこするだけ」というキャッチコピーに惹かれ、ひとつ購入。早速、家でジャガイモの皮むきにチャレンジしてみることに。
使い方は前述の通り、ジャガイモと商品の両方を水に濡らしてこするだけ。
商品を発売しているレック株式会社の方に話を聞いてみると、商品は2006年からスーパーやホームセンター、東急ハンズなどで販売中。2008年にはゴミが少なくなるエコ商品としてグッドデザイン賞も受賞しているそう。
「環境に優しいことに加え、野菜の皮むきに野菜を使うというアイディアが、ありがちな家事という行為にユーモアをもたらしていると評価されました」
もちろん、使い勝手も好評だそうで、
「年輩の方、手が不自由で包丁をうまく持てない方から、“危なくないので助かる”というお言葉もいただいています」
ジャガイモのほかに、さといも・れんこん・ごぼう・やまいも・にんじんにも使える。
もちろん商品は皮がむけなくなってくるまで、ある程度繰り返して使用可能。使った後は水洗いして乾かしておけばOKだ。表面にあいている8つの穴が目詰まりを防いでくれる。
簡単に野菜の皮がむけるうえ、無駄なく食材も使える一石二鳥な「野菜の皮むき」。キッチンにひとつあると重宝しそうなアイテムです。
(古屋江美子)