一気に冬の気配が間近に迫ってきた。年賀状のテレビCMも始まり、そろそろ年賀状の準備を……なんて考えている人もいるかもしれない。


書くのはめんどうくさいけど、もらうのは嬉しい「年賀状」。近年はメールで済ませる人も多いが、紙でもらうのはやっぱり別モノだ。
ただし、「毎年なんとなくマンネリ……」とか「ちょっと違った趣向で送りたい」という人もいるだろう。そこでおススメしたいのが、「冬のグリーティングカード」だ。
近年、私も仕事相手からいただくことが何度かあり、思いがけないタイミングの嬉しい便りに、しばし師走の慌ただしさ・イライラがやわらいだということがある。

それにしても、「年賀状」でなく「冬のグリーティングカード」を利用するメリット・魅力は どんなところにあるのだろうか。

ハグルマ封筒・広報担当者に聞いた。

「冬のグリーティングカードを送ることの魅力は、やはり年賀状より少し前の時期に届けることにより、送る側へ楽しさや好印象を与えることができる点だと思います」

企業として利用する場合は、ブランドイメージを表現・アップするためのツールとして 活用できる点に加えて、形式的になりがちな法人の年賀状よりも 温かいコミュニケーションがとれることも魅力ではないか、と言う。
「欧米ではこのカードを、オフィスではデスクや本棚・ボードなどに、家庭ではクリスマスツリーのオーナメントとして、テーブルや棚などにしばらく飾って楽しむという習慣があります。日本ではまだこの習慣は根付いていませんが、今後、このカードを利用する方がさらに増えてくると 、届いたカードを一定期間飾って楽しむという習慣も魅力になりそうです」
そういえば、私も以前いただいた冬のグリーティングカードがあまりに可愛くて、しまっておくのももったいないので、テーブルの上に飾っていたことがあったけど、欧米では「習慣化」された一般的な利用法なんですね。

日本ではまだまだ一般的ではないとはいえ、冬のグリーティングカードとして利用される二つ折りカードやパール加工の封筒、冬のイメージの濃色のアイテムは、この時期多く納品しているそうで、需要は着実に増えているよう。
「特に法人では、日系企業、海外との取引をしている企業、個人事業主の方などのご利用が多く、業種では出版会社、アパレル会社、貿易関係商社、 宝飾関係の会社 、司法書士事務所、内装請負(インテリア)会社、アクセサリーショップ、飲食店、デザイン事務所 、ヘアスタイリストなど が多いですね。
カードにはごあいさつ文と共に、年末年始の営業日のご案内をされる企業も多く、アパレル、宝飾系の企業はセール、フェアのご案内状を兼ねている場合もあります」

特に人気なのは、はがきや80円で送れるタイプなどで、冬のイメージがしやすいデザインや、シンプルなデザイン(パターン)、質感がよい紙素材や濃色、キラキラとした パール加工のカードや封筒など。また、法人ではオリジナルデザインでのデータ入稿も多いという。
「発送時期は12月初旬から遅くとも12月末までに届くように投函します。文例はHPでもご案内していますが、個人としての用途では、スペースが多いカードに個人的なメッセージを添えて手紙として送ることが多いかと思います」

今年はグリーティングカードで一足早く「冬の挨拶」をしてみる?
(田幸和歌子)