結婚情報サイトの運営者と会ったときに30代女性が婚活に努力している方向が間違っているという話を耳にした。そこで、具体的にどう間違っているのかを詳しく聞いてみた。
答えてくれたのは、マッチングサイトやお見合いパーティなどを主催している運営会社「日本結婚相談所連盟(IBJ)」の担当者さん。

その間違った方向とは、ずばりどんなものなのかを聞いてみると、「女性には当たり前になったマツゲエクステは、お見合いパーティではNGです」ときっぱり。
え~、あれって目が大きく見えて魅力的なるのでは? と言ったところ、「いえいえ、男性は人造的な美しさを感じると引きます。特にマツゲエクステはわざとらしく見えるので、離れてみる分には目が大きく見えますが、近くで見たらNG。なんとか目を大きく見せようと100本とか乗せられるだけ乗せる女性が多いのですが、これはもっと逆効果です」とのこと。
さらに、「ネイルサロンでやるようなネイルもダメです。派手なネイルはもちろん、ジェルネイルは厚みがあるのでこれも人造的に見える」のでNGなんだか。

うわー、女性ファッション雑誌通りにしたら、モテないってことですね。じゃあ逆に、どんな人が男性に好かれるのでしょう?
「化粧は薄目、胸元は開けずに、ちょっとダサ目な感じがするような服だと男性が近寄りやすいです。ブランドものだとはっきりわかるようなバッグもNG要素になります」だそう。ちょいダサを意識してやるのは逆に難しそうですが……。
「古典的なワンピースや花柄が好まれます。
30代で残っている男性はどちらかというと内気なので、派手だったり、胸元の開いたもの、短すぎるスカートなどだと、怖気づいて寄ってきません(担当者談)」って、どんだけ草食なんですか!

今どきの30男子は気弱なので「開いているけど胸元を見たら悪い」「足が出ていているけど俺のためにじゃない」「俺みたいな男が見てはいけない」と思ってしまうそうで、それでも声をかけてくる男子はどちらかというと婚活ではなく別の目的の人ばかりになるのだそうです。
「AKB48に人気が集まっているように、やはり黒髪が人気。髪を茶色くするのもほどほどにしましょう。堅実で真面目な男性を探したいのであれば、普通でジミにするのがおすすめです」と担当者さん。

そ、そこまでですか……。つまり前世代的ジミジミなファッションをしろということですね。じゃあ、そこまでして婚活パーティに行ったら結婚できるんですか? と突っ込んだところ、
「結婚できる可能性が高いのは地元にある結婚紹介所です(担当者談)」

その理由は、婚活パーティやマッチングサイトは個人で努力しなくてはいけないですが、結婚相談所は結婚が決まるまで親身になって紹介してくれる専任がいるからだそう。専任とは、昔でいうとお見合いを紹介してくれる世話焼きおばちゃんみたいなもの。小さな紹介所だとひとりひとりに手をかけてくれるので成果が高いそうです。大手に比べて選択できる人数が少ないように感じますが、現在では結婚紹介所も全国連携しているので思った以上に多くの人のデータから選択できるようになっているから、選択の幅は大きいということでした。

時代は変わっても、やっぱり、お見合いおばちゃんが最強?! なんですね~。
(カシハラ@姐御)
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