ハロプロファンにとっては恒例となっている劇団ゲキハロの第13回舞台公演。悲しいかな! 今回の「我らジャンヌ~少女戦歌劇~」がゲキハロ公演のラストとなってしまうようで。
主演はBerryz工房とスマイレージ。2006年から続いたゲキハロ公演が終劇を迎えるというわけで、ハロプヲタの中でもすでに熱を帯びた議論が繰り広げられています。気になる舞台の内容はこんな感じ。

■歴史の影に埋もれたもうひとつのジャンヌ・ダルク伝説
1431年フランス、オルレランを解放した聖女ジャンヌ・ダルクは 異端裁判で魔女の汚名を被され、ルーアンで火あぶりの刑に処される。

それから5年後、イングランド軍の占領下にあったフランスの或る町に 「死神」と恐れられる将軍が派遣されてくる。 彼の目的は、生き延びたジャンヌの兄妹たちを亡き者にし、未だに根強く残る 「ジャンヌ生存説」を払拭するものだった。
ある日、街にジャンヌ・ダルクが民衆の前に姿を現す。 しかしそれは、街の人々が仕掛けた大ペテン劇だった……。

今回の脚本・演出は昨12年の舞台「ステーシーズ~少女再殺歌劇~」が大好評だった末満健一さん。のみならず音楽に和田俊輔さん、歌唱指導には新良エツ子さんと、いずれもがステーシーズ同様の面々。前回はオーケンこと大槻ケンヂさんの同名ホラー小説が原作だったけど、オリジナルとなる今作にも「少女戦歌劇」という前作を連想させるサブタイトルがついているあたり、あのアングラっぽさを踏襲しているのではないかと勝手に期待しちゃってます。

主演は、ニセのダルク役をWキャストで演じるBerryz工房のりさこ(菅谷梨沙子)と スマイレージのあやちょ(和田彩花)。
ところで本作の見所は『リバースキャスト』と呼ばれる斬新なキャスティングシステムで、劇中に登場する親友やライバルなど、対の立場となる配役を二人一組の役者が交互に演じるんです。公演日によって『TRUTH』と『REVERSE』に分かれていて、それぞれ配役が入れ替わります。両方を観ないわけにはいかないというヲタ心理をうまくついているわけですが、なんとそれらの演出を混ぜた『MARBLE』バージョンもあるとのこと。つまりコンプリートするには3回は会場に足を運ばないといけないというわけですね。言われなくても行くんですがね。さて、気になるキャストの組み合わせは以下の通り。


菅谷梨沙子(Berryz工房)⇔和田彩花(スマイレージ)
熊井友理奈(Berryz工房)⇔福田花音(スマイレージ)
須藤茉麻(Berryz工房)⇔中西香菜(スマイレージ)
夏焼雅(Berryz工房)⇔田村芽実(スマイレージ)
徳永千奈美(Berryz工房)⇔勝田里奈(スマイレージ)
清水佐紀(Berryz工房)⇔竹内朱莉(スマイレージ)
※嗣永桃子(Berryz工房)はシングルキャスト

リバースキャストを見所とする中、ももちだけはシングルキャスト。期待の高さがうかがえる一方、個人的にはいちばん難しい役どころなんじゃないかと思いますね。熊井≠福田というキャスティングも、好対照の2人がどうやって同じ役柄を演じるのか、興味深いところです。

ゲキハロ第13回公演「我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~」
東京会場:池袋サンシャイン劇場 大阪:シアターBRABA!
料金:一般席\6,700(税込・全席指定)
※当日券の販売がある場合は\7,000(税込・全席指定)

<東京公演>
9/6~16日
<大阪公演>
9/22・23日