7月22日午前10時、ついに日本でもアプリゲーム『Pokemon GO』（ポケモンGO）の配信が開始されました。
日本での期待もかなりのものだったポケモンGO、配信当日は夕方から夜にかけてアクセスが集中し、サーバーにつながりにくくなるという障害も発生しました。
さて、そんな配信開始翌日の23日は土曜日。学生は夏休み期間です。はたして、ポケモンGO配信翌日の街はどのような様子なのでしょうか。
関連性がある同じナイアンティックラボが開発した位置ゲーム「Ingress」のポータル密集地である秋葉原なら、ポケモンGOを効率的にレベル上げができそうだし同じことを考えている人は多いのではないか？ と考えた筆者。街の様子見を兼ねてポケモンGO武者修行をすべく秋葉原へ向かいました。
Ingressの聖地、秋葉原へ
JR秋葉原駅に到着しました。この日は曇りで過ごしやすく、ポケモン日和でした。
週末の度に何かしらのイベントが行われていて賑わう秋葉原ですが、今日はいつもよりもさらに人が多いような……？ ポケモンGOの影響もあるのでしょうか。
秋葉原周辺のIngressの画面とポケモンGOの画面の比較です。ポケモンGO はIngressのポータル情報を利用しており、Ingressの方でポータルが多い場所はポケストップも多く見られます。ただ、Ingressのポータルそのまますべてポケストップやジムになっているわけではないようです。
秋葉原のような人の往来が多い場所では「ルアーモジュール」という30分間周辺のポケモンが増えるアイテムを使う人が多くいます。「ルアーモジュール」を使用したポケストップは写真のように桜が咲いているようになり、周辺ではポケモンが多く出現します。
街のあちこちにある座ることのできるようなスペースでは、立ち止まってポケモンを捕まえる姿をよく見かけました。
コラボにより「ジム」や「ポケストップ」となっているマクドナルド。秋葉原駅前にあるマクドナルドはポケストップでした。人が多く集まっています。
店員さんに注文がてら聞いてみたところ、「今日はいつもより混んでいます」ということでした。席により充電やWi-fiが使用できるマックはポケモンマスターたちにとって休息するのにもってこい。
街の風景が一変
つくばエクスプレスの秋葉原駅出入口周辺。ポケモンを探している人だらけです。
中央改札口周辺。立ち止まってスマホの画面を見る人の多さ。
ラジオ会館前周辺。こちらもポケモンマスターだらけです。みんなスマホの画面を見ながらスワイプしている。
ラジオ会館前周辺は駅から近く、3カ所のポケストップにアクセス可能なので効率が良さそう。そして立ち止まってプレイしている人たちが多いので自分もプレイしやすい。
秋葉原の街、カラフルなのでポケモン馴染みがいい気がします。
秋葉原周辺2時間ゲットの成果は？
結局この日の秋葉原～神田（1駅分歩いた）にて、2時間くらいチャレンジした成果は90匹程でした。途中モンスターボール切れを起こしたりしてこの結果なので、うまい人ならもっともっと数を伸ばせるはずです。
行き帰りでの道中でもゲットしていたので、1日通して120匹ほどポケモンをゲットし、家を出た時のレベル5手前からレベル9までアップしました。
なかなかレベルが上がらないIngressに比べると割とここまでスムーズにレベルアップすることができた印象です。
ユーザーのレベルに応じて出現するポケモンのレベルも上がるのですが、秋葉原周辺で遭遇した強いポケモンがこちら（自分のレベルは8前後）。捕獲したほとんどはコラッタとポッポにコイキング、ビードル、ズバットなどレア度の低いポケモンたち。
2日プレイしてみて、ゲーム内容も面白いのですが道行く人たちのほとんどが「ポケモン」の話題を話し、多くの人たちが外に出てきてゲームをしているという状況が面白かったです。そして「大勢で同じものを遊んでいる」という不思議な共有感、すごくSFっぽいと感じました。
それと同時に、プレイ中気を付けないと周囲が見えにくくなる危険性も感じました。
実際駅では、ポケモンGOを意識したと思われる「ゲームアプリを使用する際は、他のお客さまの通行の妨げにならない場所に移動して立ち止まってから使用するようお願いいたします」といった掲示を見かけました。トラブルのないよう、安全に楽しくポケモンをゲットしたいですね。
（ちぷたそ）
