7月22日に日本国内配信がスタートしたアプリ「ポケモンGO」。

古いスマホユーザーの悲しみの「ポケモンGO」あるある
画像は「ポケモンGO」公式サイトのスクリーンショット


世間が大いに盛り上がるなか、古いスマホユーザーからは嘆きの声も多数あがっている。


例えば、Twitterにはこんなコメントが。

「ケータイ古いとかポケモンGO対応してない俺のスマホ見てから言えんの?」
「もうポケモンGOすらDLできない古いスマホだからそれ治すより新機種買った方がいいやん」

そもそも対応していないという悲しみ。また、かろうじて対応していても、不具合が多いという悲しみもある。

「ぼくのスマホ古いからポケモンGOの起動がめっちゃ遅い(たまに2~3分くらいかかる)んだけどそれのせいでコンビニとか行く時にいちいち起動するのためらう」
「ポケモンGO、スマホ古いからか10回に1回くらいしか起動してくれないのでちょっと飽きてくる」

なかにはスマホの機種変を検討する人も。
「ポケモンgo(※原文ママ)を勧められましたが…自分の端末が古いやつで対応してないんだと。使ってるスマホもそろそろ換え時か」
「ホントにスマホそろそろ買い換えるべきかな? ポケモンgoもだけど機能が古いから最近処理能力が悪くてやばい」
「ポケモンGOをする為にインストールできない古いスマホを買い換えると言うてた30歳後半男性知人 経済効果が目に見えた瞬間」

ちなみに、かく言う自分も、2011年購入のiPhone 4Sユーザーであり、「確実に遊べるのはiPhone 5以降」ということがすでにネットニュースやネットの掲示板などで報じられているのだが、どうしてもやってみたくて挑戦。
「ポケモンGOをダウンロードできたは良いが、不具合だらけ」の状況にある。

まず「NIANTIC」の気球のようなロゴマークで考え続けること、しばらく。

古いスマホユーザーの悲しみの「ポケモンGO」あるある


画面が「LOADING…」になり、「周りをよく見て、常に注意しながらプレイしてください」という文字を見ながら、思いはひとつ。
「いってくれ、いってくれ……頼む! いってくれ!」

古いスマホユーザーの悲しみの「ポケモンGO」あるある


ここから無事ログインしたら、それだけで「やった!」という気分(※何か間違っている)。多くの場合は「リトライ」の文字が出て「サーバーからプレイヤー情報を取得できませんでした」と言われる。あるいは「ログインできませんでした リトライ」の文字が出る。


古いスマホユーザーの悲しみの「ポケモンGO」あるある


これを繰り返すだけで、充電が減りまくり、なんとかつながったときには100%で始めた充電が50%台になっていることもある。
さらに、つながってホクホクしていても、歩くとすぐにフリーズ。なんとかポケモンに遭遇し、歓喜するも束の間、カメラ映像のAR画面になった瞬間にアプリが落ちること、たびたび。なんとか捕獲できた途端にアプリが落ちるのは、奇跡的にツイてるほうだ。

古いスマホユーザーの悲しみの「ポケモンGO」あるある


そんなわけで、実家・長野への帰省時、配信初日から3日間、朝も昼も夜も合間に充電をしまくりながら、捕獲できたのは、わずか4匹。
しかも、内訳は、「実家のリビングと階段脇とで2匹」「農道で2匹」である。
ちなみに、駅やマクドナルド周辺などのポケスポットに近づくと、人が多いためデータが重くなるのか、起動すらできない。

長野の小さな駅やマクドナルド周辺ですら、この有り様なのだから、もしかして……という嫌な予感は的中した。
東京に戻ってからは、ほとんどアプリが起動しない。なんとか起動しても、一歩進むだけでフリーズする。起動からフリーズまでの一瞬に見える、たくさんのポケスポットや舞い散る花びらの美しさは、幻のようだ。

ニュースなどで報じられている人々のやりとり「レベル5以降にジムへ」とか「ポケモン同士を対戦させる」とかいうのは、別次元すぎて、他のゲームの話にも思える。

「ドラゴンクエスト」などでいえば、まだ主人公の生家か城・町から一歩も外に出られず、ひたすらにくまなくタンスを開けまくり、壺を割りまくってニヤニヤしている状況に違いない。

もともとフリーズしやすく、メールなどの文字も、入力してからだいぶ経ってようやく文字が表示されるような不具合がありつつ、それでも騙し騙し今日まで使い続けてきたiPhone 4S。
思い切って機種変するタイミングは、今かもしれない。
(田幸和歌子)