ブルーナの「モスバーガ−国立店」に続くのはどこだ?!
(上)りんごの木と書き文字が可愛い看板!(下)国立店のためにブルーナさんが描きおろしたイラスト。
あの、ディック・ブルーナデザインの店舗として、国立の「モスバーガー」がリニューアルオープンしたのは今年4月。当時から話題となり、全国からもかなりの問合せがあったという。
そして、ミッフィー&ブルーナの大ファンである私も、これを知って黙っているはずはなかった……。

というわけで、遅ればせながら「モスバーガ−国立店」にさっそく取材へ!

まずお店の目印、ブルーナさんによる、りんごの木のイラストと“Mos Burger”という書き下ろしの文字が目に飛び込んでくる。

そんなステキな外観からすいよせられるように店内に入ると、開放的で奥行きのある、広々とした空間が! ミッフィーのデザインはどこにもないとはいえ、いたるところにちりばめられたブルーナカラーとイラストの数々が、とにかく可愛くてあたたかくて、リラックスさせてくれる。

そして、ブルーナさんによるイラストがデザインされた食器で食べれば、さらに美味しくいただけそう! また、メニュー待ちのナンバープレートにまで、ひとつずつ異なるイラストが施されているといった、こだわりようにも感激〜。

さて、お客さんの反応は? モスフードサービス広報の平山さんによると、店内はすべて禁煙にしたこともあり、サラリーマン層が減った一方、やはり若い女性や、子ども連れのお客さんが増えたという。嬉しくてはしゃぎだす子どもたちや、遠方から訪れるファン、また、ミッフィーのぬいぐるみを持参して一緒に写真を撮っていく人もいるとか。
 

ちなみに、この取材時に初めて知ったのが、MOSというのは、MOUNTAIN(山)、OCEAN(海)、SUN(太陽)の頭文字だということ! これには「山のように気高く堂々と、海のように深く広い心で、太陽のように燃えつきることのない情熱を持って」という意味がこめられているとか。ブルーナさんの協力が実現したのも、モスバーガ−のこうした方針があってこそなのだ。

国立店は“ディック・ブルーナモデル店舗”としての第一号。理由は、デザインを活かせるような余裕のある空間と、雰囲気の合う環境などを含め、総合的に最適だったからだという。

確かに、国立駅からまっすぐのびる並木道に面したこの場所は、静かで落ち着きがあるし、ナチュラルな雰囲気も、ブルーナさんのデザインにしっくりきている! ブルーナファンはもちろんのこと、そうでなくても、一度行ったらつい長居してしまうし、是非また行きたいと思ってしまうような、とってもくつろげる場所なのだ。

“ディック・ブルーナモデル店舗”は、来年3月までに3店舗が設けられる予定。
ただ、場所は都内になるか地方になるかさえ、まだ具体的には決まっていないのだとか。国立店の良い点を活かしつつ、立地条件など、時間をかけて慎重に選ばなければならないからだそうで。

もしかしたら、あなたの街にモスバーガ−の“ディック・ブルーナモデル店舗”がやってくるかも?! と、夢みて待つことにしましょう。(田辺 香)