韓国金融監督院が5日発表したデータによると、中国人投資家が今年購入した韓国国債額は2兆1千億ウォンで、今年6月末現在で総額8兆7千億ウォンに達した。これは、米国、ルクセンブルク、タイについで世界4位の額となる。
5日付中国証券網が伝えた。

 韓国金融監督院によると、外国人投資者の保有する韓国国債に占める中国投資者割合が、金融危機が起こる以前の2007年は0.2%だったが、2010年12月末には8.85%に急増、今年は10%の大台を突破した。6月末現在で10.7%となり、上位3カ国アメリカ(20.8%)、ルクセンブルク(17%)、タイ(12.1%)に次ぐ。

 韓国金融監督院によると、投資者のギリシャ財政危機などに対する懸念から海外投資者の韓国国債購入が今年に入り一旦減少したが、6月に入り正常なレベルに回復している。(編集担当:浅野和孝)

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