仏教はインドから中国を通じて日本に伝来したが、日本で独自の変化を遂げ、中国とも違う独特の宗教になった。中国メディアの網易は22日、日本の仏教僧は中国と違い、肉を食べることができ、酒も飲むことができるとしたほか、結婚して家庭を持つこともできると紹介し、日本の僧侶は「できないことは何もない」と題する記事を掲載した。


 日本の仏教が変わったのは、明治政府が僧侶に妻帯や肉食を許可したことがきっかけとされており、今では多くの僧侶が結婚しているのが現状で、今や相手を僧侶に限定したお坊さんとの合コンや婚活パーティーまであるほどだ。このように、結婚して子を作ることができ、酒も飲めて肉も食べられ、さらには頭を坊主にしなくてもよいケースもある日本の仏教僧は、無欲を特徴とした「六根清浄(ろっこんせいじょう)」を守る中国の仏教僧とは真逆だ、と記事は紹介した。

 また、日本の仏教僧は「高収入」だとも指摘。墓地は高額で大きな収入になるほか、兼業も可能で、酒が禁止されていないので「僧侶と酒」の異色の組み合わせが可能となり、「坊主バー」まであると紹介。酒を飲みに来た人を対象に、説法ライブなども開催し、現代人に受け入れられていると伝えた。

 このように、同じ仏教でも日本と中国とでは僧侶の生活には大きな違いがあるようだ。
しかし、中国の街中では、いかにもガラの悪そうな僧侶の格好をした人が、お守りなどを売りつけようとするのをよく目にするが、実際に中国でも偽僧侶が問題となっていてニュースでも時折取り上げられる。したがって中国の和尚がどれだけ六根清浄を実践しているかについては疑問の余地があるが、日本独特の仏教の習慣が中国人の興味を引いているのは間違いなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)(イメーシ?写真提供:(C)pstedrak/123RF)


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