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本作は第89回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞(デヴ・パテル)、助演女優賞(ニコール・キッドマン)、撮影賞、脚色賞、作曲賞の計6部門にてノミネートされた話題作。
25年後、養子に出されたオーストラリアで成長したサルーは、人生の穴を埋めるため、家を探し始める。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、彼の人生の穴を埋め、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは…
ニコールは本作について「本当に実話なの?って驚いた。心を揺さぶられて、夢中になって脚本を読んだの」と語っており、その後ガース・デイヴィス監督と話し合い、同作への理解を深めていったと口にする。
また公開された映像には、撮影の合間にニコールが子役のパワールを膝に乗せて子守りをする微笑ましい姿が映っており、撮影ウラでも母親の顔を覗かせていたようだ。ニコールは撮影前に役作りのために実際のスー・ブライアリーと長い時間を過ごし、「彼女(スー)は特別な人だと感じた、独特の視点で世界を見ているの、彼女を演じられてとても光栄だわ」と話す。また本作のテーマについて「この映画は産みの母と育ての母、両方の“母の力”を伝えている。母を必要とする子がいれば誰もが母になれるの」と明かしている。
映画 『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国公開。