11月22日に全国330スクリーンで初日を迎えたSMAP中居正広主演の映画『私は貝になりたい』。戦争を扱った映画は若年層を取り込めず、苦戦するのが通例だが、今回は異例の30億円超えも見込める好スタート。
時期を同じくして仲間由紀恵との「ナカ・ナカコンビ」で紅白司会者をつとめることも発表され、今後ふたりの露出が増えることは必至であり、年代を超えてますます出足も伸びるのでは、と関係者を喜ばせている。


 このヒットの裏にあったのは、中居が行った"怒濤の"キャンペーン活動。北海道から鹿児島まで全国28か所を行脚したほか、403媒体ものテレビ出演や雑誌の取材をこなした。

「製作元のTBSはもちろん、局の枠を越えてあちこちの番組で映画の宣伝を繰り広げましたが、特に協力したのはSMAPとの蜜月ぶりが囁かれるフジでしょうね」(制作会社社員)

 『SMAP×SMAP』『みなさんのおかげでした』『僕らの音楽』をはじめ、『笑っていいとも!』でも、仲間由紀恵の紹介で中居がテレフォンショッキングのゲストとして登場し"レギュラーが史上初のテレフォンショッキング出演!"などと大きな話題に。ちなみにTBSはこのお礼に、翌日のテレフォンショッキングのゲストに人気アナウンサーの安住紳一郎を"貸し出す"ほど、局を挙げてバックアップしている。

 こんな怒濤のキャンペーンを振り返り、「(SMAPのツアーと)並行してやるもんじゃない。

体力的、メンタル的にしんどかった」と話す中居。しかし、これらのキャンペーンに振り回されたのは中居だけではない。SMAPコンに参加したファンはこう語る。

「コンサートの会場でチケットを販売したり、自分のソロ曲で映画の宣伝をしたり......。これくらいはまだ許せるとしても、公演の中には、映画のキャンペーンがあって中居くんが翌日早いという理由で、曲目がカットされ、内容が短縮された回がいくつかあるんです。公演前に『3時間半を予定しています』とアナウンスされたのに3時間で終わったうえ、Wアンコールもなかった時には、怒りまくってるファンもたくさんいました。

確かに同じチケット代を払っているのに、公演日によって差があるのは納得できないですよね。宣伝に力を入れるといっても、ここまで行き過ぎると呆れちゃいます」

 これ以外にも、「歌もダンスもボロボロ」「リハ不足」「トロッコが早過ぎる」「MCが短い」など、数々の不満が噴出し「8000円の価値なし!」との声も聞かれる今回のツアー。だが「メンバーもそれぞれ忙しい中でツアーを組んでくれたんだし、あまり文句を言って来年なくなっちゃうと困るから......」「調子が悪くても、ミスが多くても、ライブで会えるのがいちばん」と理解を示さざるを得ないファンがなんともけなげだ。

 メンバーにそんな声が届いているのかどうかは分からないが、"日本一のスーパーアイドル"を名乗るのであれば、いちばん大切なものが一体何なのかじっくり考えて欲しいものだ。



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