どの曜日も低視聴率化に拍車がかかっているTBSだが、特に水曜日はその傾向が顕著なのだという。昨年の11月から、TBS局内で水曜は"魔の水曜日"と呼ばれ、恐れられている。

「11月11日から12月16日まで、その"魔の水曜日"は続きました。なんと、終日の視聴率で10%を越える番組がひとつもなかったんですよ。1日中放送して、すべて一ケタだったんです。局内はもう、どうしようもない雰囲気でしたね」(TBS関係者)

 12月23日の放送で、ようやく2番組が10%を越え、胸をなでおろしたTBS。だが、その2番組も映画『釣りバカ日誌19』と特番『プロ野球戦力外通告』。レギュラー放送ではいまだに一ケタが続いている。

3月の改変を前に、TBSに施策はあるのだろうか。

「正月は在宅率が高いため、視聴率がいつもより上がる傾向にありますが、レギュラー化が計算できる特番はTBSにはほぼないですね。視聴率の順位も4位が定位置になりつつある。広告不況の折に、営業も泣いていますよ」(前同)

 虎の子だった赤坂での不動産事業も効き目がないことは、09年の中間決算で赤字転落したことで明らか。3月改編後には、決算報告が待っている。2010年もTBSにとっては息の抜けない日が続きそうだ。



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