作詞家の故・川内康範さんの怒りを買い、「おふくろさん」を歌えない状態が続いていた森進一。10月末になって、川内氏の遺族が森と和解し、"「おふくろさん」解禁"との報道が流れたが、実際には森の前途は多難。
森は79年に、ナベプロを独立し、一時芸能界を干されていた。そこに救いの手を差し伸べたのが、川内氏と老舗芸能プロGの会長だった。ところが、3年前に森昌子(ホリプロ所属)と離婚した際、森のDVが明らかになり、同会長は激怒。さらに、森が裏で昌子のバッシング情報をメディアに流していたことで、同プロ創設者である堀威夫氏も森を軽蔑。そして、改変問題が勃発。
「さらに川内先生の相談役だった演歌系に強い大手芸能プロオーナーも、先生の遺志を継いで『森には「おふくろさん」を歌わせない』と断言しています。先生の相談役は3人いたのですが、全員がNHKに対して、強い影響力を持っています。『おふくろさん』を紅白で歌わせないどころか、NHKが重鎮たちに配慮して、森を落選させる可能性もある」(芸能プロ関係者)
さらに音楽関係者から、同曲を氷川きよしが歌うという説も聞かれた。
「川内氏の相談役だった芸能プロオーナーがかわいがっているのが氷川きよし。
"森包囲網"を打破するのは、森の誠意次第といえるだろう。
(今上明/「サイゾー」12月号より)
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