俳優の水嶋ヒロ(30)の妻で歌手の絢香(27)が第一子を妊娠したと所属事務所が発表した。現在妊娠4カ月に入っているが、出演が決定している大晦日のNHK紅白歌合戦』を含め来春ごろまで芸能活動を続ける予定だという。



 二人は連名で「この度、私達夫婦は新しい命を授かることができました。ただいま妊娠4ヶ月です。」と報告。絢香は結婚会見でバセドウ病を公表し、体調を重視して仕事をセーブしてきた経緯があるが「結婚会見以来ご心配頂いてます絢香の持病についてですが、復帰してからも体調を第一に考えられるペースでお仕事を組ませて頂いてきた甲斐もあり、昨年の暮れには主治医にお墨付きを頂くほど安定した数値が検査結果で見られるようになりました」と説明。続けて「それが大きなきっかけとなり、夫婦間で子供を意識する会話が増え、大変幸運なことに現在に至ります」などと喜びを綴っている。

 人気絶頂の売れっ子同士で09年に結婚した二人だが、当時所属していた大手芸能プロ「研音」に無断で入籍したことからトラブルが発生。程なく夫婦そろって研音から離脱し、二人で個人事務所「A stAtion」を立ち上げたが、この独立に研音サイドが激怒。
妻・絢香はエイベックスが後ろ盾になったことで難なく復帰にこぎつけたものの、水嶋は独立騒動の"首謀者"として業界から干され、表舞台から消えてしまった。小説『KAGEROU』(ポプラ社)での作家デビューや雑誌編集長就任など迷走を続けた末、今年1月に人気マンガを実写化した主演映画『黒執事』でようやく芸能界復帰。だが興行成績は大コケであまり話題にもならず、その後は目立った活動がない。独立以降は絢香が一人で稼いでいる状況で、水嶋は「マネジャーのような状態」と報じられたこともあった。

 そんな苦難を乗り越えての第一子妊娠だったため、ファンの感慨もひとしお。水嶋のInstagramなどに「妊娠おめでとう」「二人の子どもだから絶対可愛いよ!」「同じ病気の人達の励みになる」などといったコメントが殺到しており、メディアも祝福ムードで伝えている。


 だが、この妊娠をきっかけに水嶋の"ヒモ化"が進んでしまうのではないかと危惧する声がある。

「事務所の実質的な稼ぎ手は絢香だけですから、妊娠・出産があっても長期の休養は難しく、産後すぐに復帰することになるでしょう。ただでさえ病気を患っている状態ですから、子育てと仕事の両立は不可能。であれば、ほとんど仕事のない水嶋が子どもの面倒を見ることになるのは当然の流れ。俳優として再起を目指していた水嶋は、必死の売り込みで映画出演にこぎつけ、完全復活に向けて動き回っていました。ですが、自分の現在の立場が分かっていないのかムダに態度が大きく、脚本や演出にまで口出しする傲慢さによって業界で総スカン状態となり、その後のオファーがない状況。
そのうえ子育てで身動きが取りにくくなれば、芸能活動の継続は非常に難しくなるでしょう。『イクメン』といえば聞こえはいいですが、このまま"引退状態"となってヒモ亭主化するのは目に見えている」(芸能関係者)

 今年初め、水嶋は映画PRのために各メディアに出演したが「絢香に関する質問はすべてNG」「独立騒動や作家デビューの話題もダメ」などといった条件を媒体に強制し、マスコミの反感を買ったことが話題になった。男女平等の時代、妻がお金を稼いで夫が育児を担当する家庭でも問題ないように思えるが、態度の大きさで業界に嫌われたことが「ヒモ亭主」「引退か」などと揶揄される状況につながっているのだろう。このままイメージが下がり続ければ、本当に引退状態になってしまう危険性もある。

 妊娠自体は非常におめでたい話題だが、水嶋を取り巻く状況は自業自得もあって刻々と悪化しているようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)